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スマートがワイルド&タフに進化、『コンセプト#5』市販モデルは年内発売…北京モーターショー2024

  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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メルセデスベンツと中国・吉利汽車の合弁として新生したスマートが、第3弾モデルとなるSUVモデルを予告する『コンセプト#5』を25日に開幕した北京モーターショー(Auto China 2024)で世界初公開した。2024年後半の市販を予定している。

新世代スマートらしいデザインアイコンを残しつつも、ワイルドでタフな要素を取り入れた本格派クロカンSUV風に仕上がっているのが大きな特徴だ。保護用のフロントとリアのスキッドプレートには隠されたウインチが組み込まれており、ルーフへのアクセスを容易にするための折りたたみ式のリアステップが備わっている。さらに、照明付きのルーフライトバーは冒険心を高める演出だ。

スマートの特徴である最大限の空間と周囲の快適さは、コンセプト#5でも健在。水平基調のインテリアは「車内全体にクリアで整理された感覚をもたらし、快適なユーザー体験を保証する」と同社は説明する。新しいヒューマンマシンインターフェースとOLED技術を搭載した2つのスクリーンが組み込まれた広いコンソールが特徴だ。

フロントシートは先進の「ゼログラビティ」を取り入れ、快適さと安全性を兼ね備える。加熱、換気、マッサージ機能などを統合した快適機能も備えた。

800ボルト技術の駆動システムと蓄電容量100kWh以上のバッテリーを搭載し、最大550kmの航続を実現。急速充電によって15分でバッテリーの80%を充電することが可能だという。