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マセラティはカスタマイズ「フォーリセリエ」を訴求…オートモビルカウンシル2024

  • 《写真撮影 高木啓》
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  • 《写真撮影 高木啓》
  • 《写真撮影 高木啓》
  • 《photo by Maserati》
  • 《photo by Maserati》
  • 《Photo by: Universal History Archive/Universal Images/ゲッティイメージズ》

マセラティは、4月12日から14日にかけて幕張メッセで開催される「AUTOMOBILE COUNCIL 2024(オートモビルカウンシル2024)」に出展した。今年のテーマは、マセラティ独自のカスタマイズプログラム「マセラティ・フォーリセリエ」である。

オートモビルカウンシルは、国内外の自動車メーカーがヒストリックカーと最新車両を展示し、日本の自動車文化を育むイベント。2016年の開始以来、今年で9回目を迎える。

「フォーリセリエ(フオリセリエとも。Fuori Serie)」とはイタリア語で「特注品」を意味し、エクステリアカラーやシート、トリムの素材やカラーなど、多彩なオプションから選べるカスタマイズプログラムだ。今回、このプログラムを施した新型SUV『グレカーレ』が展示された。

マセラティは、カスタマイズをブランドのDNAとして大切にしており、2021年には専用のアトリエをモデナに開設、業は100%イタリアで行われている。このプログラムは、顧客が自らの個性や情熱を車のカスタマイズで表現するもので、全モデルで選択可能だ。

また、マセラティのブースには第4世代の『クアトロポルテ』も展示された。この車は、3月13日に亡くなったイタリアのカーデザイナーの巨匠、マルチェロ・ガンディーニの作品で、1994年のトリノモータショーで発表された。展示されたクアトロポルテは、顧客からのオーダーにより、カタログにはないカラー「ロッソ・インディアナポリス」をまとっており、マセラティでは「まさにフォーリセリエの起源とも言うべき一台」とする。

ガンディーニのデザインの特徴である低いフロントノーズとハイデッキスタイルのリアエンドなど、クアトロポルテIVのスタイリングは、現代においても古さを感じさせない。斜めにスラントしたリアホイールアーチ・ラインは、ガンディーニの“署名”だ。ガンディーニはマセラティでは、『カムシン』、「クアトロポルテII」、『チュバスコ』、『シャマル』、『ギブリII』などのデザインを手がけており、クアトロポルテIVは氏が最後に手がけたマセラティだ。