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ルノーのSUVの頂点『エスパス』はハイブリッドのみ

  • 《photo by Renault》
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ルノーは2月20日、ブランド最上位SUV『エスパス』(Renault Espace)を2月26日にスイスで開幕するジュネーブモーターショー2024に出展すると発表した。

エスパスは初代が1983年、欧州で発表された。ヨーロッパで最初のMPVとされる。2023年4月に発表された現行は6世代目で、従来型と同じく、ブランドの最上位SUVに位置付けられる。

6世代目は、ルノー日産三菱アライアンスの 「CMF-CD」プラットフォームをベースに開発された。2列シートの5名乗りと3列シートの7名乗りが設定される。

全長は4720mmで、従来型よりも140mm短い。にもかかわらず、室内長は2480mmと、従来型よりも若干長くなった。また、車両重量は従来型に対して、215kg軽量化されている。

パワートレインは、ガソリンハイブリッドのみをラインナップする。パワートレインは、最新世代の「E-TECH」ハイブリッドだ。最新世代のE-TECHハイブリッドは、1.2リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン(最大出力130hp、最大トルク20.9kgm)に電気モーター(最大出力70hp、最大トルク20.9kgm)を組み合わせ、システム全体で200hpのパワーを引き出す。もうひとつのモーターが、スタータージェネレーターに組み込まれており、最大出力25hp、最大トルク5.1kgmを発揮する。

バッテリーは蓄電容量2kWhのリチウムイオンだ。バッテリーの電圧は、従来の240Vから400Vに引き上げられた。発進時は常にモーターのみを使う。この効果もあって、欧州仕様車の燃費は最も優れる仕様で21.7km/リットル、CO2排出量は104g/km。燃料満タンで、最大1100kmを走行可能、としている。