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復活のランチア『イプシロン』、市販モデルの実車をスクープ! 車内に“ヘリポート”が?

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ランチア復活の狼煙として開発が進められている第3世代『イプシロン』。2月にワールドプレミアが予定されている新型イプシロンの実車を、フルヌード姿で捉えることに成功した。

初代イプシロンは、1995年に誕生。バリエーション豊かな内外装をもつイタリア製コンパクトカーとして、世界で人気を博した。もともとはアウトビアンキが販売していたが、同じフィアットグループのランチアが受け継いだという経緯をもつ。

今回スクープしたのは、イタリアの市街地でプロモーション撮影をおこなっていた新型イプシロンだ。その様子がMassera氏によりSNSに投稿、写真の提供をいただいた。撮影のためとあって、当然フルヌード状態。エクステリア、インテリアともに完成形がほぼ見えた。

この車両は濃いブルーで仕上げられ、ブラックのアクセントが際立っている。スクープ班がCGで予想した通り、フロントエンドはブラックの加飾パネルとLEDライトが横一文字に一体化されたユニークな表情が特徴だ。メインとなるヘッドライトユニットは、両フェンダーに近い位置に配置されているのも個性的だ。

側面では、光沢のあるY字パターンの黒いホイールが見える。フェンダーはプジョー『208』やトヨタ『プリウス』のようにブラックのパーツが取り付けられており、流行りのクロスオーバー風スタイルとしている。グロスブラック仕上げの太いCピラーには、ブランドマークが取り付けられているようだ。

青と黒のメインカラーは後部にも続き、黒いルーフスポイラーと、大きなランチアのロゴが入った黒いデッキリッドを備えているほか、フェラーリを彷彿させる円形のLEDテールライトもインパクトを放っている。

さらに、わずかだが車内の様子も見えている。そこには、デジタルインストルメントクラスターと、横向きの大型インフォテインメントディスプレイが搭載され、その下にはヘリポートのような大きな円形パッドの一部も見てとれる。これがどのような機能をもつのかは不明だ。

新型イプシロンのパワートレインは、ハイブリッドとフルエレクトリック(BEV)が用意される。BEVでは、おそらくそのコンポーネントの多くをジープ『アベンジャー』やプジョー『e-208』と共有することになるだろう。54kWhのバッテリーを搭載し、電気モーターにより最高出力154psを発揮すると思われる。

新型イプシロンのワールドプレミアは2023年2月、イタリア・ミラノで行われる。