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トヨタ『ヤリスクロス』改良新型、ハイブリッドを強化

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ自動車の欧州部門は11月21日、小型SUV『ヤリスクロス』(Toyota Yaris Cross)の2024年モデルを発表した。日本に先駆けて、改良が施されている。

欧州向けの2024年モデルには、強化されたハイブリッド、「ハイブリッド130」を上位グレードに搭載する。1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンには、より大型で強力な電気モータージェネレーターを備えた新しいトランスアクスルを採用した。パワー・コントロール・ユニット(PCU)も再チューニングされ、システム全体のパワーは116hpから132hpへと14%向上した。モーターのトルクも全回転域で向上し、最大トルクは14.4kgmから18.8kgmへと30%増加した。

その結果、加速が速くなり、0~100km/hのタイムは0.5秒短縮されて10.7秒に。80~120km/hの追い越し加速も0.4秒短縮されて8.9秒になった。CO2排出量に関しては、クラス最高の103~122g/kmを達成している。

欧州向け2024年モデルでは、クラス最大級のディスプレイを上位グレードに装備した。ダッシュボード中央のマルチメディアタッチスクリーンは、10.5インチとした。「トヨタスマートコネクト」と呼ばれるマルチメディアシステムは、簡単で直感的に操作できるように設計されており、コンピューターの性能向上により、入力に対するレスポンスが速くなっている。クラウドベースのナビゲーションが標準装備され、ルートや交通渋滞などの最新情報にアクセスできる。

音声認識システムも強化されており、自然言語や乗員のニーズを理解する。「Hey Toyota」と呼びかけると、ボイスエージェントが起動し、「寒い」と言えば、システムが自動的に空調温度を上げてくれる。

ドライバー正面のコンビメーターは、上位グレードに12.3インチを採用する。12.3インチのコンビメーターは、視認性の良いシャープな画質でダイヤル、情報、グラフィックを表示する。ドライバーはスマート、カジュアル、スポーティ、タフの4つのスタイルから、好みの表示に切り替えられる。