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「日本でも環境にやさしい」アルファロメオの ステルヴィオ と ジュリア にディーゼル

  • 《撮影 小松哲也》
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FCAジャパンはアルファロメオ・ブランドのSUV『ステルヴィオ』(Alfa Romeo Stelvio)および上級セダン『ジュリア』(Giulia)にディーゼルエンジン搭載モデルを追加設定し、4月6日から販売を開始すると発表した。

FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は2月18日に都内で開いた発表会で「FCAジャパンとして初のディーゼルエンジン搭載車の販売を開始する」とした上で、「新型2.2リットルディーゼルエンジンは『ジュリア』に搭載され、販売価格は600万円を大きく下回る。またこのエンジンには高出力バージョンがあり、『ステルヴィオ』に搭載される。非常にお買い求めやすい価格設定となる」と紹介した。

ジュリアおよびステルヴィオに搭載されるディーゼルエンジンは、いずれも2.2リットル4気筒ターボで、各モデルの特性に合わせてチューニングが施されており、ジュリアのエンジンは最高出力190馬力、最大トルク450Nm、ステルヴィオはそれぞれ210馬力、470Nmを発生する。また価格はジュリアが556万円、ステルヴィオが617万円となっている。

またヘグストロム社長は「ステルヴィオのスポーツディーゼル搭載モデルは、主要指標である価格や馬力、トルク、出力、そして加速性能のすべてにおいて競合他車を凌駕している。昨年の発表の際に、ステルヴィオはSUVのセグメントの基準を変えた。つまりSUVセグメントにセダンのような走る楽しさと高いパフォーマンスをもたらした。我々はさらにこのディーゼルエンジンをもって、走る楽しさと運転性能の高さの新しい基準をSUVセグメントにおいて造り出した」と強調した。

発表会にはアルフォロメオでエンジン開発部門の代表を務めるパオロ・パロッティ氏も登壇し、「この最新型のディーゼルエンジンは日本の排ガス規制にも対応している。日本の排ガス規制はとくに世界で最も厳格といわれている。それゆえ日本においても環境にやさしいエンジンとして受け止められるのではないかと思っている」と述べた。

またエンジンの特徴についてパロッティ氏は「新世代のターボチャージャーにより、ブーストにかかる時間が非常に短いためターボラグがなく、また最高クラスのダイナミックな応答性がどの状況下でも生まれる。重要なのは最高出力ではなくトルク曲線とその形。最大トルクの95%が1500回転で出ている。それにより運転がとても楽しく、レスポンスが非常に高く、加速性能も素晴らしい。そしてCO2排出量も抑えられている」と解説した。