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メルセデスベンツ Sクラス 次期型はさらにロングに…つり目ライトの存在を確認

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メルセデスベンツのフラッグシップセダン、『Sクラス』次期型プロトタイプをこれまでで最もカモフラージュが軽い状態でカメラが捉えた。

豪雪のフィンランド山中でキャッチした最新プロトタイプは、初めて生産型フルマトリクス・ヘッドライトやテールライトを装着している。ウィンカーとLEDデイタイムランニングライトを組み合わせたグラフィック、トランクルームに鋭角に切れ込むテールライトからは、新型『CLA』や『Aクラス』からインスパイアされたデザインが予想される。またグリルも露出し、横ルーバーが3本から2本へ変更されているようだ。

ミドルクラスに位置する『Eクラス』のボディが拡大し続けており、差別化するためにもSクラスの大型化は避けられない状況だ。これをLWB(ロングホイールベース)としてのみ設定するのか、LWBとは別に標準モデルが拡大されるのか不明だが、次期型ではホイールベースが延長されることは間違いない。

安全技術では「レベル3」自動運転に対応し、「Distronic Active Proximity Control」と「Active Steer Assist」の進化バージョンを搭載が見込まれている。コックピットは、まだ最終レイアウトではないが、現在の12.3インチディスプレイの代わりに、大型デュアルディスプレイを装備する可能性があるほか、最新世代の「MBUX」の搭載も間違いないだろう。

パワートレインでは電動化が進む。3リットル直列6気筒ディーゼルターボやV型6気筒ツインターボ、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジン+電気モーターを搭載するPHVモデル『S500e』などをラインアップ。またメルセデスの新EVブランド「EQ」には『EQ S』と呼ばれるEVの設定が予想される。

Sクラス次期型の開発は中盤とみられ、ワールドプレミアは2020年内となりそうだ。