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VWの電動SUV『ID.4』、ツインモーターを330馬力に強化

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲン(Volkswagen)は11月16日、電動SUV『ID.4』の2024年モデルを、ロサンゼルスモーターショー2023で初公開した。日本市場にも導入されているID.4が、米国で改良を受けている。

米国向けID.4の2024年モデルでは、バッテリーの蓄電容量82kWh仕様がアップグレードされた。後輪駆動グレードの場合、リアアクスルに搭載されたモーターは、最大出力が201hpから282hpに強化された。AWDグレードの場合、フロントアクスルにもモーターを追加する。リアアクスルのモーターと合わせて、システム全体の最大出力は、295hpから330hpに引き上げられている。

バッテリーの蓄電容量62kWh仕様には、12インチインフォテイメントディスプレイを引き続き搭載する。一方、バッテリーの蓄電容量82kWh仕様には、バックライト付きスライダーを備えた12.9インチディスプレイを新採用した。これにより、いっそう直感的に空調とインフォテインメントを操作できるという。また、シフトレバーの位置やステアリングホイールのレイアウトも変更されている。

バッテリーの蓄電容量82kWh仕様の「S」モデルには、フロントシートにベンチレーションが装備された。「Sプラス」モデルには、9つのスピーカーとサブウーファー、16チャンネルのアンプを備えたハーマンカードン製のプレミアムオーディオシステムが装備される。

エクステリアでは、スタンダードAWDモデルには、大径の20インチアルミホイールが装着された。Sプラスでは、21インチアルミホイールにアップグレードされている。フロントバンパーにグロスブラックのアクセントをあしらう。アダプティブフロントライトを備えたプレミアム LEDヘッドライト、照明付きライトライン、フロントのVW エンブレムを含むエクステリアプレミアムライティングパッケージが用意される。

ダッシュボードは、メランジファブリック仕上げが施された。シートには、レザーレットのサイドボルスターを採用し、ステッチ加工が施された。ストーンとナツメグの2つのインテリアカラーも用意される。アクセントとして、ストーンは黒とグレー、ナツメグはブラウンがあしらわれた。

Sモデルには、2 種類のレザーレットインテリアとして、「ギャラクシー」と「コズミック」仕上げが選択できる。ギャラクシーの場合、ブラックのレザーレットシート にプラチナグレーのボルスター、ドアインサート、ダッシュボードを組み合わせ、ステアリングホイールとディスプレイはブラック仕上げになる。コズミックインテリアの場合、ブルーのボルスターに合わせて、グレーのレザーレットシートインサート、ドアインサート、ホワイトのステアリングホイールとディスプレイを備えたダッシュボードを装備している。