注目の自動車ニュース

トヨタの新開発シートをシミュレーターで疑似体験、オフロードで衝撃を緩和…SEMA 2023

  • 《photo by Toyota》
  • 《photo by Toyota》
  • 《photo by Toyota》
  • 《photo by Toyota》
  • 《photo by Toyota》
  • 《photo by Toyota》
  • 《photo by Toyota》

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は10月31日、2024年春に発売予定の高性能ピックアップトラック『タコマTRDプロ』に採用される「アイソダイナミック・パフォーマンス・シート」を疑似体験できるシミュレーターを、SEMAショー2023で初公開した。

SEMAショー2023の来場者は、このシミュレーターで「TRDプロ・タイムアタック」と命名されたゲームを楽しむことができる。このゲームでは、オフロードをタコマTRDプロで高速走行。同車に装備されるアイソダイナミック・パフォーマンス・シートを、2024年の発売前にひと足早く疑似体験できるようにした。

アイソダイナミック・パフォーマンス・シートは、オフロードでの走行を安定させることで、通常のシートよりも疲労を軽減するように設計されている。これにより、オフロード走行がスムーズになるという。

TRDプロ・タイムアタックは、ソフトウェアを手がけるトヨタ・コネクテッド・ノース・アメリカ(TCNA)が社内で制作したシミュレーターに、ゲームを組み合わせたもの。ミシガン州アナーバーの北米トヨタ(TMNA)の研究開発エンジニアがプロジェクトに参画し、アイソダイナミック・パフォーマンス・シートがオフロード走行時の衝撃をどのように緩和するかを研究した。

また、トヨタのアリゾナ試験場で収集したデータと比較し、シミュレーターを微調整。さらに、テキサス州プラノのTCNAに研究開発エンジニアが集まり、シミュレーターの油圧機器から感じられる振動レベルを調整することで、ゲームと現実を一致させることができた、としている。