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日産『ローグ』が表情一新、日本の エクストレイル は?…改良新型を米国発表

  • 《photo by Nissan》
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日産自動車の米国部門は10月16日、SUVの『ローグ』(Nissan Rogue)の改良新型を発表した。ローグは日産の米国市場における主力SUVで、日本市場向けの『エクストレイル』に相当する。

◆新デザインの「Vモーショングリル」
改良新型ローグは、フロントマスクを一新した。新デザインの「Vモーショングリル」を装備した。ヘッドライトやフロントバンパーも新デザインだ。リアはテールランプの内部のパターンやバンパーが新しい。サテン仕上げのエンブレムも装備した。「SV」グレードには、新デザインの18インチアルミホイールを採用する。

また、SVグレードでは、ドアパネル、シート、センターコンソール、助手席側ダッシュボードトリムの色と質感を変更した。「SL」グレードには、ワイヤレス充電パッド、12.3インチのインフォテインメントタッチスクリーン、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターを新たに標準装備している。

また、最上位グレードの「プラチナ」は、グロスブラックのフェンダーやロアエクステリア、フロントマスクのトリムピース、新デザインの19インチアルミホイールによって、プレミアム性を強化した。チェスナットブラウンのレザーシートも新設定されている。

改良新型のボディカラーには、エベレストホワイトパール、ディープオーシャンブルーパール、バハストームなどを用意した。ブラックルーフのツートーンカラーも追加されている。

◆日産初の「Googleビルトイン」車載化
改良新型のSLとプラチナには、日産としては初めて、「Googleビルトイン」を車載化した。「Googleアシスタント」や「Googleマップ」をはじめ、「Google Play」で利用できる「Googleアプリ」が、12.3インチのHDカラータッチスクリーン付き新インフォテインメントシステムに組み込まれた。

Googleが車両に直接組み込まれているため、これらの機能はすべて、携帯電話をペアリングしたり接続したりすることなく利用できる。また、既存のGoogleアカウント情報を、いっそうシームレスに利用することも可能に。例えば、Googleマップのウェブサイトやモバイルアプリに保存された住所や場所は、タッチスクリーンで簡単に選択でき、ナビゲーションの目的地として設定できる。

また、Google アシスタントに話しかけて、目的地まで案内してもらったり、友人に電話やメールをしたり、音楽を聴いたりすることもできる。

◆高速道路で部分的な自動運転を行う「プロパイロット・アシスト」
改良新型では、全グレードに「日産セーフティシールド360」を標準装備した。歩行者検知機能付き自動ブレーキ、ブラインドスポット警告、リアクロストラフィックアラート、車線逸脱警告、ハイビームアシスト、リアの自動ブレーキがセットされている。

SVグレードには「プロパイロット・アシスト」が装備された。インテリジェント・クルーズコントロールにステアリング・アシストを組み合わせることで、高速道路で部分的な自動運転を可能にする。このシステムは、カメラやレーダー、各種センサーを使用して、車線内の中央を維持するよう支援する。ストップ&ゴーを繰り返す渋滞では、プロパイロット・アシストが前車に追従して、自動的に停止や再発進を行う。

さらに、SLとプラチナには、ナビリンク付きのプロパイロット・アシストが搭載されている。これは、ナビゲーションシステムの今後走行するルートに関するデータに基づいて、カーブの手前や高速道路の出口で自動的に減速するものだ。

◆量産エンジン世界初の可変圧縮比エンジン「VCターボ」
改良新型には、1.5リットル直列3気筒ガソリン「VCターボ」エンジンを搭載する。日産が開発したVCターボエンジンは、量産エンジンとしては世界初の可変圧縮比エンジンだ。可変圧縮比技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させるマルチリンクシステムを活用しており、最適な圧縮比に素早く変化する特長を備えている。

圧縮比は8:1(高性能)から、14:1(高効率)の間で自在に変えることができる。運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは、自動的に最適な圧縮比を選択する。またこの技術は、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減、騒音や振動レベルの低減など、多くのメリットがあり、既存のエンジンに比べ軽量かつコンパクト設計としている。

1.5リットルVCターボエンジンは、最大出力201hp、最大トルク31.1kgmを引き出す。アイドリングストップによって、燃費性能を追求した。この1.5リットルVCターボエンジンには、新世代のCVT「エクストロニック」を採用している。