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アウディ RS7 を1000馬力に、アプトがエタノール噴射システムを搭載

  • 《photo by ABT Sportsline》
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アプト・スポーツライン(ABT Sportsline)は9月14日、アウディ『RS7スポーツバック』のカスタマイズモデルのABT『RS7レガシィエディション』のパワーを、1000hpに強化するプログラムを発表した。

アプト・スポーツラインは、ドイツに本拠を置き、アウディとフォルクスワーゲンのトップチューナーとして知られる存在だ。アウディと協力し、2021年シーズンまで「フォーミュラE」に参戦していた。現在は、アウディが属するフォルクスワーゲングループ傘下のセアトの新ブランド「クプラ」と組んで、フォーミュラEに参戦している。

アプト・スポーツラインは、RS7レガシィエディションのパワーを1000hpに強化する。そのために、「IWI」と呼ばれるシステムを開発した。IWIは、エンジンの2つのスロットルバルブの前に装備される水とエタノールの噴射システムだ。IWI噴射によって、エンジン内部の冷却性能が引き上げられ、燃料の燃焼に必要な酸素がより多く供給されるようになり、高い性能が得られるという。ステアリングホイールのRSボタンで、IWIシステムは作動する。

この結果、RS7レガシィエディションの直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボ「TFSI」エンジンは、最大出力が820hpから1000hpに引き上げられた。最大トルクは117.3kgmを獲得している。