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ポルシェ カイエン に739馬力PHEV、シリーズ最強「ターボE」発表

  • 《photo by Porsche》
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ポルシェは9月5日、ミドルクラスSUV『カイエン』改良新型の高性能プラグインハイブリッド車(PHEV)「カイエン・ターボEハイブリッド」(Porsche Cayenne Turbo E-Hybrid)を、「IAAモビリティ2023」で初公開した。

◆0~100km/h加速3.7秒で最高速は295km/h
PHEVパワートレインは、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジン(最大出力599ps)に、モーター(最大出力176ps)を組み合わせた。PHEVシステム全体で、739psのパワーと96.8kgmのトルクを獲得する。

ポルシェによると、739psのパワーはポルシェのSUV最強という。4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジン(最大出力659ps)を積む改良新型『カイエン・ターボ GT』を上回るパワーを獲得している。これにより、0~100km/h加速3.7秒、最高速295km/hの性能を可能にしている。

ラゲッジコンパートメントフロアの下に設置されるバッテリーの蓄電容量は、25.9kWhに大容量化した。これにより、EVモードでは最大82kmのゼロエミッション走行(WLTPサイクル)を可能にした。出力11kWの車載充電器により、バッテリーの蓄電容量が増加したにもかかわらず、充電時間はおよそ2時間30分に短縮されている。

◆ターボモデル専用のフロントマスク
ターボモデル専用のフロントマスクを採用した。大型クーリングエアインテークには、光沢ブラックのエアブレードが付く。ホイールアーチトリムとボディ同色のリアバンパーも採用された。ブラッシュステンレススチール製のツインテールパイプと赤いブレーキキャリパーも装備している。

室内では、ダッシュボードとドアパネルのトリムにアルミのインレイが施された。ルーフライニングは「Race-Tex」製だ。ステアリングホイールヒーター付きのGTスポーツステアリングホイール、ドライビングモードをダイレクトに選択できるモードスイッチ、18ウェイ調整機能付きレザースポーツシートを標準装備した。14ウェイ調整機能付きのレザーコンフォートシートはオプションだ。

自立型曲面デザインのオールデジタルインストルメントクラスターは、可変ディスプレイオプション付き。再設計されたセンターコンソール、高解像度HDマトリックスLEDヘッドライトは、暗闇での快適性と安全性を向上させているという。

◆2チャンバー&2バルブ技術を採用したアダプティブエアサスペンション
新しい2チャンバー&2バルブ技術を採用したアダプティブエアサスペンションを標準装備している。これにより、サスペンションの伸側と縮側を別々に調整することができる。このテクノロジーは、快適性と安全性を同等に高めるとともに、「コンフォート」と「スポーツプラス」のサスペンション設定の間の幅を、さらに広げているという。

このサスペンションは、ダイナミックなコーナリングでの優れたハンドリングと低速走行時の快適性重視の特性、ピッチとロールの最大限の抑制を兼ね備えている、と自負する。「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTVプラス)」も標準装備された。「ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール(PDCC)」とリアアクスルステアリングは、オプションで選択可能、としている。