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「X」テールライトが見えた!BMW『X3』次期型、最新プロトタイプから見えたものは

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BMWは2024年モデルの『X3』をドイツで発売したばかりだが、早くも次期型の最新プロトタイプをスクープした。

◆「X」テールライトが見えた、大型化する次期型『X3』
ドイツ・ミュンヘンで捉えた2台のプロトタイプは、これまで隠されていたヘッドライトやテールライトの一部が初めて露出している。ナンバープレートの末尾が「4072」のプロトタイプは、ツートンカラーのより大きなホイールと赤いブレーキキャリパーを備えているが、後部にクワッドエキゾーストパイプが見当たらないことから「Mスポーツ」と思われる。

フロントエンドは、巨大キドニーグリルやスプリット(二段式)ヘッドライトの採用は見送られ、従来のデザインが濃厚なことがわかる。また2023年初めにフェイスリフトされた大型の『X5』や『X6』と同じブーメランのような形をしたLEDデイタイムランニングライトや、同じく「X」をモチーフにしたLEDテールライトの一部が見てとれるのも新鮮だ。

ボディサイドにはまだ偽装が多く残っているが、空力を改善させるためのフラッシュドアハンドル(ポップアップ式)が採用されていることがわかる。

『X1』が新型で大型化されたことを考慮すると、X3もボディが拡大されることが濃厚だろう。ICE(内燃機関)モデルは従来の「CLAR」プラットフォームを踏襲するが、EVモデルの「iX3」はEVパワートレインと連動するように設計された新開発の「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」に切り替わる。

キャビン内では、おそらく12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのセンターインフォテインメントシステムを組み合わせた、最新の曲面デジタルダッシュボードディスプレイが搭載されるだろう。

パワートレインは、マイルドハイブリッドを備えた2.0リットル直列4気筒エンジンが搭載されるが、Mバージョンでは3.0リットル直列6気筒エンジンが残る可能性が高いと見られる。

BMWは、第2世代『X2』/『iX2』を2023年末に発表する予定のため、X3の登場は2024年前半と予想される。