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VW ゴルフGTI にMT最終モデル、今秋発売へ

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲン(Volkswagen)は8月30日、高性能ハッチバック『ゴルフGTI』に、北米限定のマニュアルトランスミッション最終モデル「ゴルフGTI 380」を設定し、今秋現地で発売すると発表した。

◆グロスブラックルーフに19インチのマルチスポークアルミホイール
ゴルフGTI 380は、40年以上にわたってマニュアルトランスミッションを搭載したゴルフGTIを支持し続けてきたファンに対して、感謝の気持ちを伝えるモデルだ。「380」という名前は、現行の8代目ゴルフの社内モデルコードに由来する。

19インチのマルチスポークアルミホイールをはじめ、ルーフ、ドアミラーカバーはグロスブラックで仕上げた。専用ボディカラーとして、グラファイトグレーメタリックが用意される。室内には、ゴルフボールをモチーフにしたシフトノブやハニカムアクセントが採用されている。

アダプティブ・ダンピング・システム「DCC」を標準装備した。DCCは、FF車のパフォーマンスにおける新しいベンチマークの実現を支援するシステムだ。DCCは、ステアリング、ブレーキ、アクセル操作といったさまざまな要素を考慮しながら、路面と走行状況に対して断続的に反応する。ドライバーは、走行モードを選択することで、車両の挙動を希望通りに調整することができる、と自負する。各ホイールにおける必要な減衰力は瞬時に計算され、4本のショックアブソーバーを調整する。その結果、DCCは常に高いレベルの快適性を提供し、ビークル・ダイナミクス・マネージャーと連携することで、理想的な動力性能を発揮するという。

◆2.0リットル直4ターボは米国仕様では最大出力241hp
ゴルフGTIには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。米国仕様の場合、最大出力は241hp、最大トルクは37.7kgmを獲得する。従来型に対して、最大出力は13hp引き上げられた。

駆動方式はFFで、電子ディファレンシャルロックの「XDS」が装備された。最高速は250km/h(リミッター作動)となる。

新しいドライビングダイナミクスシステムとして、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を採用した。これは、XDS機能と、調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御するものだ。これにより、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化されているという。

◆10.25インチのデジタル・コックピット・プロシステム
エンジンを始動すると、インストルメントクラスターに標準装備されている「フォルクスワーゲン・デジタル・コックピット・プロ」とインフォテインメントスクリーンが起動するまで、スタートボタンが赤く点滅する。

10.25インチのデジタル・コックピット・プロシステムはインフォテインメントシステムに組み込まれており、ドライバーは車両の状態、走行データ、通話、先進運転支援システム(ADAS)の機能などの関連情報をカスタマイズして表示することができる。ナビゲーションシステム付きの 「Discover Pro」インフォテインメント システムを搭載したモデルでは、デジタルクラスターにフルスクリーンの地図を表示すると同時に、10インチのセンターディスプレイにも地図を表示することができる。

デジタルコックピットには、GTI専用のグラフィックレイアウトが導入された。ステアリングホイールのビューボタンを押すと、3種類の丸いメーターが表示される。GTIのロゴ入りのタコメーターを中央に配置。その両側のメーターはカスタマイズ可能で、速度だけでなく、エンジンのブースト圧やエンジンパワーを表示できる。