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メルセデス・ベンツ日本社長「2019年は10車種以上を発表」…EQCや燃料電池車も

  • 《撮影 小松哲也》
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メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は1月25日に都内で会見し、新たな電気自動車ブランド『EQ』モデルおよび輸入車では初となる燃料電池車を含む10車種以上を2019年中に投入する計画を明らかにした。

上野社長は「全く新しいブランドの展開も含み、10車種以上を発表する予定。昨年10月に発表した新型『Aクラス』はメルセデス初の(対話型インフォテイメントシステム)MBUX(=メルセデスベンツユーザーエクスペリエンス)搭載モデルということで大変注目を頂き、現在も多数の受注に対し供給が追いついていない状況。本年は同様にMBUXを搭載したコンパクトモデルを他にもいくつか発表する予定」と述べた。

さらに「現在メルセデスのSUVは国内最多の37車種38モデルのラインアップを誇り、これらが現在の好実績を支えている。メルセデスベンツ内の構成比率も2割となっており、さらにSUV人気は上がり、シェアも上がる見込み。本年はこのSUVモデルの多くがモデルチェンジや大幅な改良を迎える年となる。早ければ第1四半期(1-3月)にMBUXを搭載した新型モデルをお披露目したいと思っている」と明かした。

また「(ハイパフォーマンスモデルの)メルセデスAMGもさらなる強化を図る」とした上で、「2月14日に、新型の『GT』およびメルセデスAMG独自開発モデルの第3弾となる『GT 4ドアクーペ』を発表する予定」と述べた。

上野社長は独ダイムラー社が2018年9月に発表した電気自動車の新ブランドEQの最初の量産モデルである『EQC』にも言及、「日本においても本年発表することが可能になった。現在、準備を進めているが、年央には日本のお客様にご紹介できる」との見通しを示した。

続けて「輸入車で初めてとなる燃料電池車『GLC F-CELL』も年内に発表を予定している。そして(イベント型ブランド体験施設)メルセデスミー東京の隣の敷地に現在、EQブランドおよびCASE戦略をご体感頂ける施設の建設も進めている。本年はEQ元年として新ブランドの立ち上げに注力していく」と強調した。

こうした新型車の投入を通じて「2019年は、前年の台数を超えることを目標にしている。昨年の販売実績の6万8000台はもうすでに高い水準ではあるが、販売店とともにこの取り組みをしていきたい」と語った。