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アメフト選手にエアバッグ、タックル直前に開く? レクサス UX の安全技術を応用

レクサスは1月22日、新型コンパクトSUVの『UX』(Lexus UX)の「レクサス・セーフティ・システム+」の技術を応用し、アメリカンフットボール選手を保護する「レクサス・クォーターバック・セーフティ・システム+」を開発した、と発表した。

レクサス・セーフティ・システム+は、レクサスの予防安全技術パッケージだ。最新版では、従来の単眼カメラとミリ波レーダーの構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指す。

レクサスUXでは、単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上させた。これにより、「プリクラッシュセーフティ」が、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能になった。また、高速道路などの自動車専用道路において、レーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レクサス・コ・ドライブ」を搭載。レーダークルーズコントロールや「レーントレーシングアシスト」によって、高度な運転支援を行う。

レクサス・クォーターバック・セーフティ・システム+は、アメリカンフットボールの司令塔として、各選手にプレーを指示するリーダーの役割を担う「クォーターバック」の選手を保護する目的で開発された。レクサスUXのレクサス・セーフティ・システム+の技術が導入されており、「ブラインド・サイド・モニター」、「360ポケット・プロテクション・カメラ」、「QBコクーン」、「UX QBエスコート」などの安全システムを採用。クォーターバックがタックルを受ける直前に、ユニホームに内蔵されたエアバッグが開く技術も開発し、相手チームの選手から激しいタックルを受けるクォーターバックを保護するという。

なおレクサスは、2月に米国で開催されるNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の優勝決定戦、「スーパーボウル」のCMにおいて、レクサスUXとレクサス・クォーターバック・セーフティ・システム+の映像をオンエアする予定だ。