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ルノーのSUVクーペ『アルカナ』改良新型に「アルピーヌ」仕様を設定

  • 《photo by Renault》
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ルノーは7月12日、SUVクーペ『アルカナ』(Renault Arkana)の改良新型に、欧州で「エスプリ・アルピーヌ」を設定すると発表した。

◆「エスプリ・アルピーヌ」の第五弾モデル
エスプリ・アルピーヌは、ルノーグループ傘下の高性能車ブランド「アルピーヌ」のDNAにインスパイアされたスポーティな内外装が特長だ。エスプリ・アルピーヌの第一弾が、ミドルクラスの新型SUV『オーストラル』だった。

これに続くエスプリ・アルピーヌの第二弾が、3列シートの最上位SUV『エスパス』新型、第三弾がコンパクトカーの『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)の改良新型だ。エスプリ・アルピーヌの第四弾モデルが、最上位の新型SUV『ラファール』。エスプリ・アルピーヌの第五弾モデルが、改良新型アルカナになる。

なお、エスプリ・アルピーヌは、フランス本国では、「エボリューション」、「テクノ」の上に位置する改良新型アルカナの最上位グレードになる。

◆スポーティさを追求した専用の内外装
改良新型アルカナのエスプリ・アルピーヌでは、フロントバンパーのサテングレーのブレードが付く。フロントフェンダーには、ディープグロッシーブラック地にシェールグレーの専用エンブレムを装着した。また、アルピーヌのロゴ入り19インチのオープンワークホイールが足元を引き締める。ルーフに合わせた新しいエルロンカットが、テールゲートのエアロダイナミクスを向上させている。

インテリアは、シートに10%のバイオ由来素材の「エコテップ」に、イミテーションスエードを組み合わせた。シート背面には、ブルーのオーバーステッチとアルピーヌのロゴが入り、シートベルトにはブルーのストライプが2本入る。

ドアの内側とステアリングホイールには赤、白、青のステッチが添えられた。助手席側のダッシュボードには、スレート調のクラッディングが施される。電気式の「e-シフター」が装備されている。

◆最大出力145hpの「E-TECHハイブリッド」設定
改良新型アルカナのエスプリ・アルピーヌでは、パワートレインに「E-TECHハイブリッド」の「E-TECH 145」が選択できる。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力94hp)に2つの電気モーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせた。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力145hpを発生する。

E-TECHのハイブリッドパワートレインでは、市街地走行の最大80%をEVモードで走行することが可能だ。市街地走行ではエンジン搭載車に比べて、燃費を最大40%向上させるという。ドライバーはマルチセンスの設定を切り替えて、走行モードを選択できる。日常走行向けの「マイセンス」、低燃費志向の「エコ」、エンジンのパワーを重視した「スポーツ」の3種類が用意される。

E-TECH 145には、「eセーブ」機能が採用されている。この機能は、センタースクリーンの車両設定、マルチセンス搭載車では走行モードから選択することができ、バッテリーの充電量を最低でも40%に保つことで、必要に応じてEVモードで走り続けることや、急な上り坂でエンジンをアシストするための充分なバッテリー容量が得られるという。