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軽量・低重心で走りにも快適性を求めたキャブコン:LTキャンパーズ『レガードネオプラス』…東京キャンピングカーショー2023

  • 《写真説明 家本浩太》
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LTキャンパーズが東京キャンピングカーショー2023に出展した『レガードネオプラス』は豪華で広い室内だけではなく、走りにも快適性を求めたキャブコン。見えにくいところまで、しっかりと作り込まれた1台だ。

レガードネオプラスは、トヨタ『カムロード』がベースだが、後軸に集中しがちな荷重を前軸に分散させるためホイールベースを205mm延長。FRP一体成型ボディシェルと特許製品のFRP一体成型セミモノコックフロアーユニットにより、美しく軽量で、剛性のある車両を生み出した。その結果、最大安定傾斜角度は保安基準が30度のところ、計算値で左右とも42度、実測値で38度を実現している。また、低床で乗り込みやすいのも特徴だ。

室内は、モーターホームという言葉がしっくりくる優雅で広々とした空間。テーブルをぐるりとダイネットはリビングのようにゆったりとして、座り心地も良し。エントランス脇のキッチンは使いやすいサイズの蓋付きステンレスシンクや80リットルの冷蔵庫、調理の匂いや煙を車外に排出してくれるクッカーフードなどを装備。調理スペースのそばにコンセントが2口用意され、IHコンロや電気ポットなども利用できる。

ベッドは、キャブコンにありがちなバンクベッドはなく、プルダウンベッド(1970×1360mm)とダイネットベッド(1900×1040mm:オプションマットで拡張可能)、リヤ2段ベッド(上段:1800×800mm、下段:1800×850mm)の構成で、それぞれ2人、合計6人が寝られる。バンクベッドを廃止することで、空力性能が高まり、走行性向上にも寄与しているという。

FRPユニットのシャワールームは、100Vのコンセントやベンチレーターを標準装備。乾燥室やトイレとしても利用可能だ。温水シャワーはノズルが長く、室内高もあるため、大人でも窮屈さを感じずに済む。また、オプションのアウターハッチを選択すれば、シャワーの蛇口を外に出して使うこともできる。

収納については、リヤの大型収納庫に注目。2段ベッド利用時でも、ダウンフレーム化した部分の容積は684リットルを確保。さらに下段ベッドをはね上げると1852リットルに増大する。これにより、ゴルフバッグや自転車などの積載も可能となっている。