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メルセデスベンツ『GLCクーペ』新型、新デザイン言語採用…7月欧州受注開始へ

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは6月22日、SUVクーペ『GLCクーペ』(Mercedes-Benz GLC Coupe)の新型の受注を7月、欧州市場で開始すると発表した。GLCクーペは、メルセデスベンツの主力SUVの『GLC』の派生車種で、新型は2世代目となる。

◆前面空気抵抗係数を示すCd値は0.27に向上
新型には、メルセデスベンツの新しいデザイン言語が採用された。フロントマスクは、グリルにヘッドランプがつながり、ワイドさを強調している。メルセデスベンツの星パターンのフロントグリルが配された。「AVANTGARDE」エクステリアが標準装備されており、18インチのアルミホイールや「クロームパッケージ」が付く。「AMGライン」には、19インチまたは 20インチのアルミホイール+タイヤと、ボディ同色のホイール アーチライナーが装備される。

テールランプは、ブラックとダークレッドのエレメントを備えた 2つの部分で構成された。リアバンパーには、クロームのアンダーガードが備わる。前面空気抵抗係数を示すCd値は0.27と、従来型の0.30から向上している。

新型の全長は4763mmで、従来モデルよりも31mm長い。全幅は1890mmを維持した。全高はプラス5mmに。トレッドはフロントがプラス6mmの1627mm、リアがプラス23mmの1640mmに拡大している。

◆最新の「MBUX」インフォテインメントシステム
インテリアは、シートアレンジによって変わるスペースや、多彩な機能の「MBUX」インフォテインメントシステムの最新版を採用した。MBUXは、2つのワイドディスプレイとフルスクリーンナビゲーションを標準装備した最新世代のインフォテインメントシステムだ。

ダッシュボードの上側はウイングのようなデザインで、航空機のエンジンナセルを連想させる丸いノズルが付く。ダッシュボードの下側には、湾曲したセンターコンソールに合わせて、ワイドなトリムエリアがあしらわれた。ドライバーの正面には、12.3インチの高解像度LCDディスプレイをレイアウトし、浮いているように見えるデザインとした。ダッシュボード中央には、11.9インチディスプレイを配置。こちらも、浮いているように見えるデザインとした。ダッシュボードと同様、ディスプレイはドライバーに向かってわずかに傾斜している。

荷室容量は、545リットル。従来モデルに対して45リットル増えた。後席を折り畳んだ場合、最大1490リットルと従来よりも90リットル増加する。新型には、「EASY-PACK」テールゲートが標準装備されている。ボタンに触れるだけで、テールゲートが開閉できる。イグニッションキーのボタン、運転席ドアのスイッチ、テールゲートのロック解除ハンドルで作動する。

◆内燃エンジン搭載車はすべて48Vマイルドハイブリッドに
新型GLCクーペでは、内燃エンジン搭載車はすべて、48Vテクノロジーと組み合わされた「スタータージェネレーター(ISG)」を備えたマイルドハイブリッドのみとなる。

ISGのシステムには48ボルトの電気システムが含まれており、エンジン停止、ブースト、回生などの機能があり、燃料を節約する。さらに、エンジンはISGの助けを借りて、迅速かつ快適に始動する。アイドリング時には、ISGとエンジンがインテリジェントに相互作用し、スムーズな動作を実現する。

新型には、最新のメルセデスベンツエンジンファミリーの「FAME(Family of Modular Engines)」の4気筒ユニットが搭載される。第2世代のスタータージェネレーターを組み込み、エンジンの低回転域で、モーターのパワーがエンジンをアシストする、としている。