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MINI クロスオーバー で「地図にない場所」を冒険する…特別モデルを欧州で発表

  • 《photo by MINI》
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MINIは5月30日、小型SUV『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)に、欧州で「アンチャーテッド・エディション」を設定すると発表した。

◆グレーにホワイトの専用ツートン塗装
ベース車両は、「クーパーS ALL4」グレードだ。車名の「アンチャーテッド」とは、未知の領域、地図にない場所、を意味する。

ボディカラーは、専用のツートン塗装とした。車体のメイン部分はグレーで、ルーフとボディ下半分は、ホワイトで仕上げられる。MINIによると、オールラウンダーの幅広い用途を強調し、全輪駆動との組み合わせで、どんな地形でもドライビングの楽しさを実現するという。

また、フロントバンパーやルーフ、リアバンパー、シルプレートなどには、オレンジのアクセントが添えられている。

◆2.0リットルターボに4WD「ALL4」の組み合わせ
パワートレインは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力178hpを引き出す。ターボチャージャーとエキゾーストマニホールドが、シリンダーヘッドに統合されている。これにより、とくに排出ガスやターボ過給システムの冷却効果を向上させている。また、スプリット・クーリング・バルブを採用したことで、部分負荷域で加速要求がない場合には、クランクケースの冷却を低減できる。さらに、ガソリン・ダイレクト・インジェクションは、最高噴射圧力350barとしている。

トランスミッションは、8速ステップトロニックが標準装備されている。0~100km/h加速7.3秒、最高速222km/hの性能を可能にした。

4輪駆動システムの「ALL4」は、トラクション、走行安定性、俊敏性を向上させる。このシステムは、MINIの特長の前輪駆動に代わる動力伝達方式だ。システムでは、迅速かつ正確な電子制御により、あらゆる路面状況や気象状況で必要に応じて、前輪と後輪間の駆動力を配分する。

◆タッチスクリーン機能付き6.5インチディスプレイ
タッチスクリーン機能付き6.5インチディスプレイを採用する。8.8インチのタッチスクリーンの「Connected Navigation Plus」も、オプションで用意される。オプションの「デジタル・インストルメント・ディスプレイ」では、ステアリングホイールの向こう側に、ブラックパネルデザインで対角5.0インチサイズのディスプレイが組み込まれる。オーディオやナビゲーションに関しては、「コネクテッド・メディア」と「コネクテッド・ナビゲーション・プラス」を用意した。いずれもMINI特有のセンターメーター内に、8.8インチのタッチスクリーン機能付きカラーディスプレイが組み込まれる。

この円形のコントロールユニットは、オーディオ操作部、ハザードランプスイッチ、ドライバーアシスタントシステムのスイッチが、一体化されている。また、タッチ操作が可能なお気に入りボタンとハイグロスピアノブラック仕上げの表面デザインが、センターメーターのプレミアムなキャラクターを強調している。

リアルタイムの交通情報サービスも利用可能だ。現在の交通状況やパーソナルコンシェルジュサービス、MINIオンラインインターネットポータルが利用できる。またAppleの「CarPlay」に対応した。ナビゲーションマップの更新は、モバイルネットワーク接続を通じて、自動的にダウンロードされる、としている。