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マセラティ『グラントゥーリズモ』新型、EVも選べる発売記念車…ミラノデザインウィーク2023出展へ

  • 《photo by Maserati》
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マセラティは4月3日、2ドアクーペ『グラントゥーリズモ』新型の発売記念限定車「ローンチエディション・プリマセリエ75thアニバーサリー」を4月18日、イタリアで開幕する「ミラノデザインウィーク2023」に出展すると発表した。

◆4種類が用意され合計で世界限定300台を生産
グラントゥーリズモ新型の発売記念限定車は、4種類が用意され、合計で世界限定300台を生産する。内燃エンジンを搭載する2種類は「グリジオ・ラミエラ」と「ネロ・コメタ」のボディカラーがそれぞれ75台、EV版の「フォルゴーレ」の2種類は、「ラメ・フォルゴーレ」と「ブルー・インチオストロ」のボディカラーがそれぞれ75台となる。また、この限定車は、マセラティが最初のグランドツアラーを発売して、75周年となることを祝福する。

内燃エンジン搭載のグリジオ・ラミエラ仕様は、レーシングヘリテージにインスパイアされたモデルだ。グリジオ・ラミエラのマット塗装には、コルセ・レッドが組み合わされており、オフィチネ・アルフェリ・マセラティのボディーワークを彷彿とさせるという。一方、ネロ・コメタ仕様には、ミントグリーンのアクセントが添えられている。

エクステリアには、75周年のロゴがホイールのセンターに配された。また、ブラック&アイスのレザーシートには、赤またはミントグリーンのステッチが施される。ヘッドレストにも、75周年のロゴが刺繍されている。

◆V6ツインターボは最大出力が490hpと550hp
新型グラントゥーリズモの内燃エンジン搭載車には、新世代V6「ネットゥーノ」(Nettuno、ネプチューン)が採用された。スーパーカーの『MC20』にも積まれている3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。新型グラントゥーリズモの内燃エンジン車には、イタリアの本拠地の名を付した「モデナ」グレードを用意する。モデナグレードは、最大出力490hpを獲得している。

高性能グレードの「トロフェオ」も設定される。すでにトロフェオは、『グレカーレ』、『ギブリ』、『レヴァンテ』、『クアトロポルテ』に用意されている。新型グラントゥーリズモにも、トロフェオがラインナップされる。

新型グラントゥーリズモのトロフェオには、新世代の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンのネットゥーノの高出力版を搭載する。最大出力は550hpに強化されている。

◆EV版「フォルゴーレ」はトリプルモーターで760ps
新型グラントゥーリズモのEV版のフォルゴーレには、3つのモーターを搭載し、システム全体でおよそ760psのパワーを引き出す。バッテリーの蓄電容量は92.5kWh。バッテリーパックは、車両のフロア下にT型に配置されている。

『グラントゥーリズモ・フォルゴーレ』は、世界最高峰のEVレース「フォーミュラ E」で培われたテクノロジーを導入して開発された800ボルト技術をベースにしている。出力300kWの強力な永久磁石モーターを3基搭載し、優れたパフォーマンスを追求している。

バッテリーの放電容量は560kWで、これにより連続的におよそ760psのパワーをタイヤに伝達することが可能になった。このバッテリーの仕組みとレイアウトにより、スポーティさを損なうことなく、車高を1353mmに抑えることができた、としている。