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BMW『M2』新型、460馬力ツインターボ搭載…「MotoGP」セーフティカーに

  • 《photo by BMW》
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BMWの高性能車部門のBMW Mは3月16日、高性能2ドアクーペ『M2』(BMW M2)の新型が、世界最高峰の二輪レース「MotoGP」の2023年シーズンのセーフティカーに起用されると発表した。

◆チタン製サイレンサーなどMパフォーマンスパーツを装着
BMWのMotoGPセーフティカーはこれまで、BMW Mの市販車が務めてきた。このパートナーシップは、2023年シーズンで25周年を迎える。BMW Mは、新型M2をMotoGPのセーフティカーに起用するにあたって、セーフティカーとしての機能を中心に、最低限の変更を施した。

具体的には、ルーフへのライトバーの追加や、点滅式のフロントライトへの変更など。ロールバー、レカロ製シート、6点式レーシングハーネス、消火器も装備した。カーボン製ドアミラーカバー、ディフューザー、リアウイングなど、Mパフォーマンスパーツも装着した。チタン製サイレンサーは、標準のサイレンサーに比べて8kgの軽量化を実現するだけでなく、直列6気筒エンジンのサウンドをさらに集中的に引き出すという。センター4本出しタイプと左右2本ずつに分かれたタイプの2種類の中から、セーフティカーには、センター4本出しタイプを装着した。

セーフティカーのカラーリングには、ホワイトを基調に、Mカラーの3色をあしらった。なお、新型M2のセーフティカーは3月24~26日、ポルトガルで開催されるMotoGPの2023年シーズン開幕戦で、実戦デビューを果たす予定だ。

◆新型M3セダンとM4クーぺ譲りの3.0リットルエンジン
新型M2には、新型『M3セダン』と新型『M4クーぺ』で定評ある直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは、「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボユニットだ。最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを採用している。鍛造軽量クランクシャフトを装備しており、それによる回転質量の低減によって、エンジンの高回転特性も改善されているという。

このエンジンには、モノスクロール式のターボチャージャーが2基搭載されており、それぞれが1~3番シリンダーと、4~6番シリンダーに圧縮した空気を送り込む。低温回路を通じてエアが供給されるインダイレクトインタークーラーと、特殊なコンプレッサーが、ターボチャージャーの出力特性を最適化する。

また、素早く閉じることができる電子制御式ウエストゲートがターボチャージャーのレスポンスを高め、その開口部の広さがエンジン近くに配置しているキャタライザーの効率性を引き上げる。さらに、流量を最適化した設計により、インテークエアガイド内の圧力損失も軽減されているという。新型M2の最大出力は460hp/6250rpm、最大トルクは56.1kgm/2650~5870rpmを獲得する。

◆0~100km/h加速4.1秒で最高速は285km/h
新型M2のトランスミッションは、8速「Mステップトロニック」が標準で、6速MTはオプション。駆動方式は2WD(FR)だ。

8速Mステップトロニックは、エンジン特性に合わせたギア比の組み合わせとスポーティなギアシフトが特長だ。ギア比の幅を大きく取り、エンジン低回転域での経済的な走行に貢献すると同時に、低速域からでも素早く駆動力を高めることができる、と自負する。またトルクコンバーターを技術的に改善して回転ムラを抑制し、ダイレクトなレスポンスを可能にしているという。このトランスミッションのコンバーター・ロックアップクラッチは、発進直後から100%の締結状態になる。

アダプティブMシャシーに後輪駆動を組み合わせた。高性能なブレーキシステムは、新型M3セダンと新型M4クーペ譲りになるという。新型M2の0~100km/h加速は4.1秒(6速MTは4.3秒)、最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が285km/hに引き上げられる。