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フェイスを変更し、BMWカーブドディスプレイも採用…BMW X6 改良新型、3月3日ワールドプレミア

  • 《photo by BMW》
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BMWは2月28日、SUVクーペ『X6』の改良新型を3月3日、米国で開幕するコンクールデレガンスイベント「Amelia」でワールドプレミアすると発表した。

◆Mスポーツパッケージを標準装備
改良新型には、Mスポーツパッケージを標準装備した。キドニーグリルの下のバンパーには、八角形デザインのブラックの開口部が配される。M専用のサイドスカートとMハイグロスシャドーラインも標準装備した。リアバンパーには、ダークシャドウのインサートがあしらわれた。エキゾーストテールパイプは台形の新デザインだ。

従来よりも35mmスリムになった新デザインのヘッドライトを採用した。矢印型のデイタイムランニングライトが組み込まれており、ウインカーとしても機能する。直列6気筒エンジン搭載車では従来通り、オプションで光るキドニーグリル、「BMW Kidney Iconic Glow」が装備できる。テールランプのデザインも新しい。

ボディカラーには、ブルーリッジマウンテンメタリック、ブルックリングレーメタリック、スカイスクレイパーグレーメタリック、フローズンピュアグレーメタリックなどが用意される。さらに、約40種類の「BMWインディビジュアル」による特別ペイント仕上げが選択できる。

◆音声制御を可能にした「BMWカーブドディスプレイ」
直感的なタッチコントロールと音声による制御を可能にした「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。フルデジタル化されたBMWカーブドディスプレイは、ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、表面を1枚の大型ガラスで覆っている。

BMWコントロールディスプレイのタッチコントロール機能により、スイッチの数が削減され、さまざまな機能をデジタルでコントロールできる。新しくデザインされたダッシュボードは、スリムなエアベントが特長。助手席前方のトリムには、LEDバックライトを備えたアンビエントライトバーが付く。明るさや15種類の色の切り替えは、iDriveメニューで操作できる。

センターコンソールには、従来のシフトレバーに代えて、トグル式のギアセレクターが装備された。「iDrive」コントローラー、エンジンのスタート/ストップボタン、電動パーキングブレーキスイッチなどもレイアウトされている。

◆48Vマイルドハイブリッド化された内燃エンジン
内燃エンジンにはすべて、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーを組み合わせる。高い能力で制動エネルギー回生を行う48Vスタータージェネレーターと、それによって発電された電気を蓄積する追加のバッテリーで構成されている。48Vバッテリーは電気で作動する機能に電力を供給するだけでなく、電力をスタータージェネレーターに戻し、スタータージェネレーターが電気駆動システムとして作動することで、追加の駆動力の発生のためにもエネルギーを供給し、内燃エンジンの負荷を軽減するとともに、効率を最適化している。

一方、電動オーバーブースト機能は、フルスロットルで加速するときに、ダイナミックなパフォーマンスを可能にする。この電動オーバーブースト機能では、8速AT「ステップトロニック」と一体設計されたスタータージェネレーターが、瞬時に最大出力12hp、最大トルク20.4kgmの電気ブースト効果を生み出し、追い抜きや追い越しがさらにダイナミックに行えるようになる。また、このパワフルなスタータージェネレーターは、走行時にエンジンを補助することで効率を高め、オートスタートストップ時やコースティング機能を使って、走行中の快適性を高めている。