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BMW X5、PHEVにも改良新型…パワーは490hpに向上

  • 《photo by BMW》
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BMWは2月8日、SUVの『X5』(BMW X5)の改良新型に、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「xDrive 50e」グレードを欧州で設定すると発表した。従来の「xDrive 45e」グレードの後継モデルになる。

◆EVモードの航続は最大110kmに拡大
xDrive 50eグレードのPHEVパワートレインのエンジンは、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボだ。最大出力は286hpから313hpへ、27hp強化された。

8速「ステップトロニックスポーツ」トランスミッションに組み込まれるモーターは、最大出力が113hpから197hpへ、84hp向上した。システム全体のパワーは、394hpから490hpへ、96hpアップ。システム全体のトルクも、61.2kgmから71.4kgmへ、10.2kgm引き上げられた。動力性能は、0~100km/h加速が5.6秒から4.8秒へ、0.8秒短縮している。

二次電池は、蓄電容量25.7kWhと、従来よりもおよそ25%大容量化したリチウムイオンバッテリーだ。この効果で、EVモードの航続は、最大110km(WLTPサイクル)に拡大している。新しいCCS(コンバインド充電システム)ユニットにより、最大 AC 充電出力が、従来の2倍の7.4Wに引き上げられた。また、「BMW Charging」のデジタルサービスは、「My BMWアプリ」に統合されている。

◆新デザインのヘッドライトとテールランプ
改良新型の外装は、フロントに新形状のヘッドライトを採用した。従来よりも、35mmスリムになった。矢印型のデイタイムランニングライトが組み込まれており、ウインカーとしても機能する。オプションで、アダプティブコントロールを備えたマトリックスLED ヘッドライトと、眩しさを抑えたハイビームのBMWセレクティブビーム、Mシャドウラインライトが選択できる。

フロントバンパーも新デザインだ。直列6気筒エンジン搭載車では、オプションで光るキドニーグリル、「BMW Kidney Iconic Glow」が選択できる。フロントサイドパネルには、新デザインのエアブリーザーを組み込んだ。「エクステリアライン・サテン・アルミニウム」トリムとサテンアルミ製ルーフレールを標準装備している。

テールランプも新形状だ。L型を上下に組み合わせて 、X字を形成している。

◆「BMWオペレーティングシステム8」に最新世代の「iDrive」
改良新型では、「BMWオペレーティングシステム8」に最新世代の「iDrive」コントロール&操作システムを統合する。室内には、直感的なタッチコントロールと音声による制御が可能な 「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。フルデジタル化されたBMWカーブドディスプレイは、ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、表面を1枚の大型ガラスで覆った。

BMWコントロールディスプレイのタッチコントロール機能により、スイッチの数が大幅に削減され、さまざまな機能をデジタルでコントロールできる。新しくデザインされたダッシュボードは、スリムなエアベントが特長。助手席前方のトリムには、LEDバックライトを備えたアンビエントライトバーが付く。明るさや15種類の色の切り替えは、iDriveメニューで操作できる。

センターコンソールには、従来のシフトレバーに代えて、トグル式のギアセレクターが装備された。このセンターコンソールには、iDriveコントローラー、エンジンのスタート/ストップボタン、電動パーキングブレーキスイッチなどもレイアウトされている。