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メルセデスベンツ『GLE』に改良新型、内燃エンジンは全車48ボルトマイルドハイブリッドに

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは1月31日、ミドルクラスSUV『GLE』(Mercedes-Benz GLE)の改良新型を欧州で発表した。

現行GLEは2世代目モデルで2018年秋、パリモーターショー2018で発表された。デビューから4年が経過し、初の本格改良を受けて、改良新型が登場。今回の改良を機に、車名は『GLE SUV』に変更された。

◆ヘッドライトやバンパーが新デザインに
改良新型の外装には、新形状のフロントバンパーを採用した。フロントグリルには、クロームインサート付きのツインバーが配される。バンパーの両サイドには、2本のフィンが添えられた。標準装備のLEDハイパフォーマンスヘッドランプには、上下2つのランプが特徴的なデイタイムランニングライトが組み込まれる。

オプションの 「マルチビームLED」では、デイタイムランニングライトの楕円ランプが、上下の合計4つに増える。テールライトも新形状で、ライトの内部は2つの水平ブロックで構成されている。

室内には、スポーク部分にセンサーを備えた最新世代のステアリングホイールを装着した。左右のタッチ部分に触れることにより、ドライバーはステアリングホイールを通じて、ディスプレイを操作できる。センターとサイドのエアベントは、従来のブラック仕上げからクローム仕上げに変更された。メルセデスマイバッハ『GLS』同様、スラットに亜鉛メッキされた金属を使う。内装色には、カタラーナベージュ/ブラックが新設定されている。

◆「MBUX」インフォテインメントが第2世代に進化
インフォテインメントシステムの「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」は第2世代に進化した。ハードウェアとソフトウェアが改良され、さらにデジタル化され、インテリジェント化されている。さまざまな車両の機能と快適性の機能を、鮮やかなLCDディスプレイで制御できる。ドライバー正面とダッシュボード中央のディスプレイは、引き続き12.3インチ。ダッシュボード中央のディスプレイは、タッチスクリーンとした。Apple「Car Play」と グーグル「Android Auto」は、ワイヤレスで利用できるようになった。

ディスプレイは、3種類の表示スタイル(クラシック、スポーティ、ディスクリート)と4種類のモード(ナビゲーション、アシスタンス、サービス、オフロード)でカスタマイズできる。

「ハイ、メルセデス」と呼びかけて起動する音声アシスタントは、「Mercedes me」アプリでオンラインサービスを有効にすることで、よりインタラクティブで学習できるようになる。さらに、乗員は「ハイ、メルセデス」と呼びかけることなく、システム自らが学習して特定の動作を行う。たとえば、電話の着信を自動的に受けることができるようになる。また、「ヘルプ」コマンドによって、車両の機能の説明を受けたり、Bluetooth でスマートフォンを接続する方法や救急箱の場所などの質問に、回答してくれたりする。車内での乗員の位置も認識。さらに、室内照明やブラインドなどの機能を、音声コマンドで制御できるようになった。

◆加速時などにモーターがエンジンをアシスト
内燃エンジン搭載車はすべて、48Vテクノロジーと組み合わされた「スタータージェネレーター(ISG)」を備えたマイルドハイブリッドのみとなる。改良新型には、第2世代のスタータージェネレーターを組み込み、加速時などに、モーターが20hpのパワーと20.4kgmのトルクを発揮し、エンジンをアシストする。

ISGのシステムには48ボルトの電気システムが含まれており、エンジン停止、ブースト、回生などの機能があり、燃料を節約する。さらに、エンジンはISGの助けを借りて、迅速かつ快適に始動する。アイドリング時には、ISGとエンジンがインテリジェントに相互作用し、スムーズな動作を実現する、としている。