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【ポルシェ マカン 改良新型】デジタルネイティブなミレニアル層を狙う

  • 《撮影 高木啓》
  • 《撮影 高木啓》

ドイツのスポーツカーメーカー、ポルシェの日本法人、ポルシェジャパンが12月19日に日本初公開したミッドサイズクロスオーバーSUV『マカン』2019年モデル。そのキーメッセージは「Choose Thrilling. The new Macan. 人生の妥協なき挑戦者たちへ」。

ポルシェジャパンのマーケティング部長を務める山崎香織執行役員は、「メインターゲットユーザー像はズバリ、人生に前向きで、行動派のアクティブパーソンおよびファミリーです。常にチャレンジを忘れず、人生をアクティブに生きている。日常にもっと刺激を求めている—。そんなライフスタイルをお持ちの方にぜひ新型マカンによるスポーツドライビングを体験していただきたい」と、セールスの狙いを語った。

マカンのスターティングプライスは699万円と、ポルシェのラインナップのなかではきわめてリーズナブルであるとはいえ、主な顧客はかなりの高所得層。だが、ポルシェジャパンは、実際に購入するカスタマーだけを相手にするわけではない。

「新型マカンで新たに獲得していきたいターゲットは、20~30歳代のデジタルネイティブなミレニアル層です。今すぐ購入につながる方はそれほど多くはないかもしれません。ですが、このようなお客様にこそ、ポルシェが内包している素晴らしさに触れていただきたいのです」

若年カスタマーにポルシェをより身近に感じてもらうための試みとして、ポルシェジャパンはマカン2019年モデル公開の同日夜、一夜限りのクラブイベントを天王洲のB&Cホールで開催した。これを皮切りに今後、若年層をターゲットとしたイベントが増加することが予想されるので、関心のあるカスタマーは定期的に情報をチェックしておきたいところだ。