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BMW Mの4モーターEVクーペを全方位からスクープ!ベース車とは何が違う?

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BMW M社が開発を進める4モーター搭載EVクーペを全方位からスクープ。今年8月、『i4 M50』をベースにしたプロトタイプの写真一点のみが公開されていたモデルだ。

BMWブランドとしては現在、幅広い電動化に向けて動いている。一方でポルシェ、メルセデスベンツ、アウディなどのライバルは、すでに強力な高性能EVを提供しており、それらに追随するモデルとなる。

このプロトタイプは、4つの電気モーターを搭載し、電動4WDの「M xDrive」と組み合わせる。駆動トルクを無段階に可変でき、瞬時に電気モーターの出力とトルクを正確に調整、従来の駆動システムでは達成できないレベルのダイナミクスを実現するとBMWは語っている。

Mが冠されたEVラインアップとしては、「i4 M50」は最高出力536ps、「iX M60」は最高出力610psを発揮するが、BMWは「前例のないレベルのパフォーマンス」と語っていることから、これらの数値を大幅に超えてくる可能性もありそうだ。

キャリアカーで輸送中のプロトタイプは、フロントエンドとリアフェンダーの両方がワイド化されていることに気づく。またバンパー、グリル、ベント、ボンネット、サイドシルを含めて、M3/M4と共有、グリルはエンブレムを外した「M4 CSL」のものだ。後部では、リアアクスルの一部の機械部品がディフューザーの下に見えるが、テールはi4と酷似している。

今回は輸送中を捉えたが、プロトタイプがナンバープレートを付けていることから、今後数週間で公道テストが行われる可能性が高い。詳細情報が判明次第、お伝えしよう。