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レクサス ES、2種類の「F SPORT」新登場…2023年型は今秋米国発売へ

  • 《photo by Lexus》
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レクサスは10月21日、4ドアセダンの『ES』(Lexus ES)の2023年モデルを米国で発表した。今秋、米国市場で発売される予定で、「F SPORT」のラインナップを強化している。

◆「F SPORTデザイン」と「F SPORTハンドリング」
2023年モデルには、「F SPORTデザイン」を新たに設定した。「プレミアムパッケージ」をベースに、グロスブラック仕上げの5スポーク19インチアルミホイール、専用フロントバンパーやグリルサラウンド、リアスポイラーを装備する。

さらに、2023年モデルには、「F SPORTハンドリング」を新設定した。F SPORTデザインのエクステリアをベースに、「Sport+」とカスタムドライブモード、パーキングアシストなどを装備している。

2023年モデルの全車に、新しいサングラスホルダーと位置を見直したカップホルダーを装備する。センターコンソールは新設計されており、オプションでワイヤレス充電器が選択できる。

◆最新のリニアソレノイド式AVS
ESのF SPORTには、新開発のアクチュエータを用いた最新のリニアソレノイド式「AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンションシステム)」を採用した。油圧制御用ソレノイドのオイル流量制御バルブの流路を拡大し、低減衰力にも対応するとともに、減衰力の可変幅を拡大することで、乗り心地と操舵応答性や安定性のさらなる両立を目指している。

リアサスペンションメンバーブレースの剛性を向上させた。1枚板による構造から、2枚の板を合わせた構造に変更することにより、剛性を引き上げた。とくに、ねじりや曲げに対する剛性を高め、乗り心地を向上させるとともに、高速のレーンチェンジといったシーンにおいても、よりリニアで、ドライバーの意のままのドライビングフィールを実現しているという。

ブレーキのコントロール性も向上させた。電子制御ブレーキシステムの制御定数を変更し、ブレーキのコントロール性を追求する。ブレーキペダルパッドの形状変更により、足裏との接触範囲を拡大し、ペダル踏み込み時の安定感を高めた。ブレーキペダルのリンク構成内のブッシュ取り付け方法を見直し、ペダルの横方向の剛性感を向上させているという。

◆最新の「Lexus Safety System +2.5」
先進運転支援システム(ADAS)では、最新の「Lexus Safety System +2.5」を装備する。単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大した。交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から横断中の歩行者も検知可能になった。

さらに、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能が追加されている。同一車線内の中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」は、走行車線の認識にAI(人工知能)技術を活用することで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を追求している。

自動車専用道路などで、設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する全車速追従機能付きの「レーダークルーズコントロール」は、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を採用している。この他、先行車や対向車を検知し、自動でハイビームを制御する「オートマチックハイビーム(AHB)」、カメラで主要な道路標識を読み取り、マルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト(RSA)」を装備している。