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【ホンダ フィット 改良新型】5タイプ展開、走りにこだわった「RS」を設定

  • 《写真提供 ホンダ》
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ホンダは、5ドア5人乗りコンパクトカー『フィット』をマイナーモデルチェンジし、10月7日に発売する。各タイプ(仕様)のデザインの個性を強化し、新たにスポーティなタイプ「RS」を設定した。

現行の4代目フィットは2020年2月に発売された。ホンダによると、「人の生活に寄り添う」という商品コンセプトに基づいて生み出された、日常での使い勝手の良さや、優れた走行性能などで好評だという。

今回のマイナーモデルチェンジでは、各タイプのデザインを、それぞれの個性をさらに際立たせるよう変更し、走りの質にこだわったRSを新たに設定した。RSは10月7日にハイブリッドモデルのe:HEV RSを発売、11月10日ガソリンモデルのRSを発表予定だ。

◆5種類のタイプバリエーション
マイナーモデルチェンジでフィットのタイプ展開は、ユーザーのライフスタイルやライフステージに合わせて設定した計5つのタイプとなった。

●BASIC(ベーシック)……シンプルで自分らしさが光る基本のタイプ
●HOME(ホーム)……生活になじむデザインと快適性を備えたタイプ
●LUXE(リュクス)……洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュなタイプ
●CROSSTAR(クロスター)……週末に出かけたくなるアクティブライフに応えるタイプ
●RS……デザイン、走りの質にさらにこだわったタイプ

BASIC、HOME、LUXEでは、フロントノーズをすっきり見えるように形状を変更、アッパーグリルの位置を上げた。HOMEとLUXEではその上部にメッキ加飾のラインを水平に通すことで、より端正なデザインを演出した。CROSSTARでは専用のエクステリア部品となるフロント、サイド、リアのガーニッシュをシルバー色に変更、タフギアらしいデザインを意識した。

RSは、専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシルガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラー、アルミホイールの採用でスポーティさを強調した。また、荒れた路面で車体の揺れを抑えるため、やはりRS専用のサスペンションを採用した。e:HEV RSには、アクセルオフ時の減速力を4段階で選択できる減速セレクター、3つのドライブモードスイッチNORMAL/SPORT/ECONを専用装備として、走りのこだわりに応える。

◆ハイブリッドはモーター最高出力が10kWプラス
ハイブリッドモデルのパワートレインは、日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現する2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載した。モーター最高出力を従来比10kW・14PSプラスとなる90kW・123PSへ向上させた。ガソリンモデルは全タイプに新たに1.5L・DOHCi VTECエンジンを採用した。トランスミッションはハイブリッドモデルが電気式無段変速機、ガソリンモデルは無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)を装備する。駆動レイアウトはe:HEV RSを除く全てのタイプでFFまたは4WDを選べる。e:HEV RSはFFのみの設定だ。

安心・安全領域では、進化した安全運転支援システム「HondaSENSINGホンダセンシング」を全グレードに標準装備とした。従来の機能に加えて、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能が新たに標準設定になった。

全国メーカー希望小売価格(消費税込み)はハイブリッドモデルがe:HEV BASIC FFの199万7600円からe:HEV LUXE 4WDの266万4200円まで、ガソリンモデルがBASIC FFの159万2800円からLUXE 4WDの231万4400円まで。e:HEV RSはFFのみで234万6300円となっている。