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ランボルギーニ『クンタッチ』、ゲームに起用…アスファルト9:Legends

  • 《photo by Lamborghini》
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ランボルギーニは8月1日、『クンタッチLPI 800-4』(Lamborghini Countach LPI 800-4)が、ゲーム「アスファルト」シリーズ最新作の『アスファルト9:Legends』に起用されると発表した。

クンタッチLPI 800-4は、ランボルギーニの名車『カウンタック(=クンタッチ)』の50周年を記念して、世界限定112台を生産する予定だ。すでに、112台は完売している。

◆ゲームはランボルギーニ車を若い世代に紹介するための重要なツール
「アスファルト」シリーズは、これまでに累計10億ダウンロード以上を達成している人気カーアクションレースゲームだ。最新作の『アスファルト9:Legends』には、新機能「TouchDrive」の採用をはじめ、キャリアモードでは800のレースに挑戦でき、マルチプレイではリアルタイムで最大7人と対戦することができる。

『アスファルト9:Legends』への登場を記念して、クンタッチLPI 800-4による仮想レースが行われる。予選セッション(8月1~7日と8月22~28日)では、参加者はシングルゲームモードで対戦し、ベストラップタイムを競う。その後、ファイナルステージでは、9 月14日のグランドファイナル参加者を決定する。その様子は、ランボルギーニのソーシャルメディアチャンネルでライブストリーミングされる予定だ。

ランボルギーニは、eスポーツへの投資を続けている。ランボルギーニのモータースポーツ部門では、ゲームはランボルギーニ車を若い世代に紹介するための重要なツールに位置付けている。

◆814hpの6.5リットルV12ハイブリッド搭載
クンタッチLPI 800-4のパワートレインは、ブランド初のハイブリッドスーパーカーの『シアンFKP 37』譲りだ。6.5リットルV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力780hp/8500rpm、最大トルク73.4kgm/6750rpmを発生する。

48Vのモーターは、7速「ISR」トランスミッションに組み込まれ、最大出力34hpを発生する。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、814hpのパワーを引き出す。乾燥重量は1595kg。0~100km/h加速2.8秒、0~200km/h加速8.6秒、最高速355km/hのパフォーマンスを可能にする。

電気エネルギーの蓄電には、リチウムイオン電池ではなく、スーパーキャパシタを使用する。『アヴェンタドール』で最初に実用化されたスーパーキャパシタだが、クンタッチLPI 800-4では10倍の電力を蓄電できる設計とした。ランボルギーニによると、同じ重量のリチウムイオンバッテリーよりも出力は3倍強力という。スーパーキャパシタは、コックピットとエンジンの間の隔壁に配置され、前後の重量配分に配慮している。

◆オリジナルモデルに敬意を示したデザイン
クンタッチLPI 800-4は、オリジナルモデルに敬意を示したデザインを採用する。オリジナルモデルが持つ独創的なコンセプトは、何世代にも渡って、スーパーカーにインスピレーションを与えてきたという。そのコンセプトが、クンタッチLPI 800-4にも反映されている。ピュアなボディライン、V12縦置きミッドシップエンジン、オリジナルのモデルで初採用された上方に開くシザードアが、クンタッチLPI 800-4にも導入された。

ランボルギーニは、クンタッチLPI 800-4に、独特の「クンタッチフェイス」を与えた。長くて低い長方形のグリルとヘッドライトを備えたフロントボンネットの明確なラインと、六角形をテーマにしたホイールアーチからインスピレーションを得ている。急傾斜したキャビンには、オリジナルモデルを彷彿とさせる直線を採用し、パワフルでクリーンな前後のラインに近づけた。リアウィングは未装備で、エアスクープをショルダー部分に組み込む。「NACA」エアインテークは、ボディサイドとドアに装備された。

リアは、独特の逆ウェッジデザインが特徴だ。リアバンパーは、より低く滑らかなラインを持ち、「ヘキサゴニータ」デザインが3分割のテールライトを形成する。カーボンファイバー製のリアディフューザーには、4本のエキゾーストテールパイプを組み込んでいる。