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オプション込みで2000万円級!? BMWの最高級SUV、超弩級のスペック情報を入手

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BMWが現在開発中の新フラッグシップ・クロスオーバーSUVのスクープだ。その車名はコンセプトから受け継いだ『XM』とも『X8』になるとも伝えられている。最新プロトタイプの姿とともに、そのスペック詳細をスクープサイト「Spyder7」が入手した。

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが軽く、ディティールが見えてきている。フロントエンドには、威圧感のあるキドニーグリルを装着。その両サイドには『7シリーズ』にも見られる上下二段のスプリットヘッドライトの一部が確認できる。

側面では、フロントドアに「Hybride Test Vehicle」(ハイブリッドテスト車両)のステッカーが貼られ、分厚いサイドシルが確認できる。後部では積み重ねられた六角形のクワッドエキゾーストパイプのほか、スリムなLEDテールライトの一部も見えるが、実際はより分厚いデザインの採用が予想される。足回りでは23インチホイールが装着される。

パワートレインの詳細も見えてきた。市販型では4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを搭載し、新開発のZF製8速オートマチックトランスミッションと組み合わせる。最高出力は653ps、最大トルクは800Nmを発揮する。高性能モデルでは、最高出力748ps、最大トルク1000Nmにも達するという。

市販型では、最大2.5度の後輪ステアリングを採用し取り回しを向上。サスペンションの剛性に大きな影響を与えることなく、コーナーを曲がるときにボディロールを減らすアンチロールシステムが装備される。また高性能モデルでは、より低重心を実現するためCFRP(カーボンファイバー)ルーフが採用される可能性が高いこともわかった。

生産はサウスカロライナ州スパルタンバーグで今年12月に開始される予定で、価格はベースモデルが13万ドル(約1760万円)、複数のオプションを追加すると15万ドル(約2000万円)超えの価格帯が予想される。

最終的な車名は「XM」あるいは「X8」、またはグレードにより「XM」と「X8」が区別される可能性もありそうだ。