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8000万円超のBMW『M4』!? グリルは小型化、屋根にスポイラー、ド派手な「3.0 CSLオマージュ」実車を目撃

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先日BMW「M」のボス、フランシスカス・ファン・ミール氏が『M4 3.0 CSLオマージュ』のティザーイメージをTwitterで公開したが、早くもその実車をスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えることに成功した。

6月23日には、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にてベースとなる『M4 CSL』新型モデルが出走したばかり。「CSL」は「Coupe Sport Lightweigh」の略で、BMW「M」2ドアクーペの頂点に位置するモデル。CSLは2004年の『M3 CSLクーペ』が最後となっていた。

「3.0 CSL」は、1973年にヨーロッパツーリングカー選手権で初優勝を遂げた伝説のモデル。今回生誕50周年を迎えるにあたり、オマージュモデルが開発されている。2015年にコンセプトカーとして3.0 CSL オマージュが公開されていたが、その市販モデルがいよいよ登場することになる。

捉えたプロトタイプ車両からは、当時のコンセプトカーで見られた特徴が具現化していることが見て取れる。M4 CSLと差別化されたデザインが見てとれる。3.0 CSLオマージュでは、コンパクトになったキドニーグリルを採用。ヘッドライトを初め、フード、バンパーのデザインが変更されている。ナンバープレートで覆われたアグレッシブなエアインテークを備えるバンパー、その外側には冷却システムに空気を供給するとみられる丸い吸気口も配置されている。

後部では、ルーフスポイラーと固定された巨大リアウィングを装着。M3/M4よりスリムな専用LEDテールライト、クワッドエキゾーストパイプを収納する新設計のディフューザーも確認できる。

パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンをブーストアップし、最高出力608ps、最大トルク700Nmを発揮する。ZF製8速ギアボックスを介して後輪に動力を供給すると見られるが、後部ステッカーには「6MT FTW」と書かれており、6速マニュアルを示唆している。また3.5秒で時速100km/hに到達、最高速度は200マイル(320km/h)とスーパーカークラスのパフォーマンスを持つ。

M4 3.0 CSLオマージュ市販型の発売は2022年内とみられ、その価格は6000ユーロ(約8600万円)とかなり高額な価格設定が予想されており、オプションや税金を入れると1億円を超えてくるが、M社50周年を祝うにふさわしいモデルとなりそうだ。