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ランボルギーニ ウラカン「STO」ベースのレーサー、「エボ2」登場…戦闘力向上

  • 《photo by Lamborghini》
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ランボルギーニは5月3日、新型レーシングカーの『ウラカンGT3エボ2』(Lamborghini Huracan GT3 EVO2)を欧州で発表した。市販モデルの『ウラカンSTO』をベースにしたレーシングカーとなる。

◆新開発の空力ソリューションと吸気システム
2018年に発表された『ウラカンGT3エボ』の後継モデルとなるウラカンGT3エボ2は、FIA (国際自動車連盟)の2022テクニカルレギュレーションに準拠しており、新開発の空力ソリューションと吸気システムを採用している。

六角形のエアスクープとリアのフィンは、市販モデルのウラカンSTOから派生したもの。インテークシステムの効率化や車両のバランスを向上させる効果を発揮するという。このエアスクープは、従来のサイドエアインテークに代わるものだ。これにより、空気がエンジンに直接送られるようになり、ドライバーの求めるレスポンスが向上するという。

10個の電動スロットルの導入により、チタンバルブを備えたV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンの効率が引き上げられた。ランボルギーニのレース部門の「スクアドラ・コルセ」によって設計されたシステムは、メンテナンス作業を容易にするために、4本のネジでエンジンに固定される。これは、サーキット専用車の『エッセンツァ SCV12』に初めて導入されたソリューションだ。

◆フルカーボンファイバー製のボディ
フルカーボンファイバー製のボディは、ランボルギーニのデザイン部門の「チェントロ・スティーレ」と共同開発され、筋肉質のデザインが特長だ。新設計のスプリッター、ディフューザー、アンダーボディが、空力性能を高める。

カーボンファイバー製のフロアと新デザインのディフューザーが、ウラカンGT3エボよりも大きなダウンフォースを生み出す。また、リアウイングは、ウラカンSTOに触発されたデザインで、アルミ製ピラーに取り付けられた。ウラカンGT3エボと比較して、リアウイングの角度調整の精度が向上しているという。

ロールケージも新たに設計された。2つのリアピラーが導入されており、新しいカーボンケブラー製ハニカムサイドパネルにより、側面からの衝撃に対する安全基準を定めたFIAの2022レギュレーションに適合する。プレキシグラス製のサイドウィンドウは、剛性と信頼性を高めるために、リングネジによってカーボンファイバー製ドアパネルに固定されている。

◆新設計されたブレーキシステム
ブレーキシステムは、耐久レースとスプリントレースの両方でパフォーマンスを発揮するために、スクアドラ・コルセによって新設計され、新しいキャリパーとパッドを採用する。これらのソリューションは、専用のトラクションコントロールとABSとともに開発され、グリップの低い路面でも車両を簡単にコントロールできる、と自負する。タイヤは、スクアドラ・コルセの長年のパートナー、ピレリ製の「Pゼロ」で、サイズはフロントが325/680-18、リアが325/705-18とした。

ランボルギーニは、過去6シーズンで40以上の国際タイトルを獲得した従来モデルと同じように、ウラカンGT3エボ2がモータースポーツの世界で成功することを目指す。2015年以来、500台のウラカンのレーシングカーが、顧客に引き渡されている。

ウラカンGT3エボ2は、2022年の後半から顧客に引き渡される予定だ。従来のウラカンGT3エボは、「エボリューションキット」の装着によって、ウラカンGT3エボ2にアップグレードできる。ウラカンGT3エボ2のサーキットデビューは、2023年のデイトナ24時間レースを予定している。