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ブラバスの「羊の皮を被った狼」、メルセデスAMG Eクラス が最高速330km/hに[詳細写真]

  • 《photo by BRABUS》

ブラバスは3月7日、改良新型メルセデスAMG 『E63 S 4MATIC+』 をベースにしたブラバス『900』(BRABUS 900)を欧州で発表した。「羊の皮を被った狼」を標榜している。

ブラバスはドイツに本拠を置き、メルセデスベンツのトップチューナーとして知られる存在だ。ブラバスの最新作、ブラバス900は、改良新型『Eクラスセダン』の頂点に位置する高性能グレード、メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+をベースに、さらなるパフォーマンスを追求している。

ブラバス900では、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングした。排気量を4.5リットル(4407cc)に拡大したうえで、専用のECU(エンジン・コントロール・ユニット)により、燃料噴射と点火のマッピングを最適化。さらに、ターボチャージャーのブースト圧を引き上げた。

これにより、最大出力は900hp、最大トルク127.5kgmを獲得する。ベース車両のメルセデスAMG E63 S 4MATIC+に対して、パワーは288hp、トルクは40.8kgm引き上げられた。ブラバス900の動力性能は、0~100km/h加速2.8秒、最高速330km/h(リミッター作動)。ベース車両のメルセデスAMG E63 S 4MATIC+に対して、0~100km/h加速は0.6秒速く、最高速は30km/h上乗せされている。