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日産 キャラバン でどこでもマイルーム…キャンピングカーショーで提案

  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 高木啓》
  • 《写真撮影 高木啓》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《写真撮影 内田俊一》

日産はジャパンキャンピングカーショー2022にマイナーチェンジした『キャラバン』をベースにした『キャラバンMYROOM CONCEPT』を出展した。

◆反響次第では市販も
このモデルのコンセプトについて、日産ビジネスパートナーシップ開発本部商用車ソリューション&特装部チーフコンバージョンスペシャリストの堀内伸一氏は、「“どこでもMY ROOM”。クルマではあるがどちらかというと動く部屋。お気入りに自分の部屋ごと好きなところに出かけて行って、その先での時間を楽しんだり、仕事をしたりすることが出来る動く部屋だ」という。

そこで特に内装に力を入れ、「この中での時間がとても居心地の良いものになるように、デザインも水平基調のものが一周回っていてすごく落ち着くような雰囲気になっている」と説明。さらに、「クルマを感じさせるようなものをほとんどすべて排除しているので、中にいるとクルマの中にいることを忘れるような空間に仕上げている」という。

内装の“家具”にも特徴がある。中央にあるテーブルは収納が出来、また、「2ndシートはフラットになって後ろのベッドとくっつくので大きなベッドの空間になり、そこで寝転んだり車中泊のように休むこともできる」と堀内氏。また、大きな荷物を積みたい時はベッドを片手で跳ね上げることが出来るので大きな荷物を積むことも可能。ベッドを下ろすと窓辺のある空間が出来る。

堀内氏は、「現在コロナ禍ということとともに、“バンライフ”というクルマでの生活を楽しむ文化もある。この2つを考えた時に、自分の生活の範囲のちょっと外側に行くことが出来、場所と時間を自由に使えるような道具、動く部屋が求められているのではないかと考えている」とコメント。そして、「ぜひ大切な方と二人で自分の生活圏のちょっと外側にある素敵な場所で、あるいはお気に入りの場所で素敵な時間を過ごしてもらいたい。あるいはそこで仕事も出来るので、時間の制約や場所の制約をなくしていく、そういった素敵な道具になるのではないか」と語る。

また、キャラバンをベースにしていることから、「クルマの大きさもほどほどで、駐車場所にも困らないだろう。普段の生活にも全く支障なく使ってもらえるので、これ1台で済むというのも魅力だ」という。

最後に堀内氏によると、このモデルは、「このショーなどの反響や要望が高まるのであれば、ぜひ販売を目指したい」と述べた。