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【三菱 アウトランダーPHEV 新型】累計受注が9000台超…納期は5か月

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
  • 《写真提供 三菱自動車》
  • 《写真撮影 安藤貴史》
  • 《写真提供 三菱自動車》

三菱自動車は2021年12月16日に販売を開始した新型『アウトランダーPHEV』の受注台数が9000台を超えたことを明らかにした。発売日時点で7000台近い事前受注があったが、その後も2000台上積みされた格好。納車には5か月程度かかるとしている。

三菱の池谷光司副社長は1月31日にオンラインを通じて行った決算説明会で「新型アウトランダーPHEVの反響は、予想を遥かに超えるものとなり、期待していた受注を大幅に上回るペースで推移している。足元の受注は9000台を超えており、1月末までの販売目標のおよそ3倍程度となっている」と明かした。

その上で「質感の高い内装を始めとするデザイン、日本カーオブザイヤーのテクノロジーカーオブザイヤーを受賞するなどデザイン、装備に高い評価を頂いている。日本を皮切りに発売を開始した新型アウトランダーPHEVモデルは今後順次グローバルに展開し、当社のブランド価値を向上させていく」と述べ、新型に期待を寄せた。

気になる納期に関して矢田部陽一郎副社長は「今のところ、今発注頂くとおそらく5か月くらい納車までには時間がかかる状況」との見通しを示した。

矢田部副社長は「このクルマは、オーストラリアでも去年の11月から出しているが、ここもすでに7000~8000台の受注があり、同じような状況。お客様に極力早くお届けしたいと考えているが、半導体の影響も一部あるので、それを早めて1日でも早く納車できるようにと今している状況だが、今の段階ではその程度の時間がかかる」とも説明した。

また池谷副社長は「国内唯一の軽規格EV(電気自動車)バンである『ミニキャブ・ミーブ』の生産、販売を2022年秋ごろに再開することを決定した」ことも披露した。

池谷副社長は「ミニキャブ・ミーブはビジネスで日常的に商用バンをご利用される多くの企業に導入頂いており、使用中のCO2等の有害物質削減、EVならではの力強い走りと静粛性、ガソリン車同等の積載量など、ここ1年でこのモデルに対する評価が激変している」と、再販の背景を明かした。

さらに「今後も企業の脱炭素化に向け最も重要な役割を果たすクルマとして、品質を強化し、価格を改定するなどお客様のニーズに沿った商品供給を続けていく」とも強調していた。