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BMW 2シリーズアクティブツアラー 新型、48VマイルドHVに4WD新設定…欧州

  • 《photo by BMW》
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BMWは1月26日、新型『2シリーズアクティブツアラー』(BMW 2 Series Active Tourer)の欧州仕様車に3月から、48Vマイルドハイブリッドに4WDを組み合わせた新グレード、「223i xDrive」を設定すると発表した。

◆エンジンとモーターで218psのパワーを獲得
223i xDriveには、新世代の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は204ps/5000~6500rpm、最大トルクは32.6kgm/1500~4000rpmを発生する。モーターは最大出力19ps、最大トルク5.6kgmを引き出す。

システム全体では218psのパワーを獲得する。BMWのxDriveシステムは、必要に応じて、48ボルトのマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した4気筒ガソリンエンジンのパワーを、4輪すべてに伝達する。その結果、0~100km/h加速は6.9秒と、2WD(FF)仕様よりも0.1秒短縮された。

スタータージェネレーターとして、また内燃エンジンの補助に使用される48Vの電気モーターが、トランスミッションに組み込まれる。これにより、19psの出力向上が可能となり、加速時に追加の駆動トルクとして利用されるほか、発進時や中速域での加速時に、のびのびとしたパワーが発揮される、と自負する。また、強力なスタータージェネレーターは、オート・スタート・ストップ機能の使用時の快適性を向上させるという。

◆48Vバッテリーがモーターに電力を供給
動力補助に必要なエネルギーは、ラゲッジルーム下に格納された追加の48Vバッテリーに蓄えられ、コースティング時やブレーキ操作時の回生によって充電される。充電容量は15kW。48Vバッテリーは、電気モーターへの電力供給に加えて、ブレーキ時に回収したエネルギーを車両のオンボードネットワークに供給する。

7速ダブルクラッチの「ステップトロニック」トランスミッションは、スピーディかつスムーズなギアチェンジを追求する。2つのサブトランスミッションをひとつのハウジングで結合しており、シフトチェンジの前にタイミングよく適切なギアを選択することができるという。

継続的な開発の過程で、シフトダイナミクスをさらに向上させた。また、同じサブトランスミッション内でのシフトダウンも可能になった。さらに、オプションで用意される7速ダブルクラッチの「ステップトロニックスポーツ」トランスミッションは、ダイナミックなシフト特性を備え、ステアリングホイール上のパドルスイッチで操作することができる。

◆全車にオプションの「ドライビング・アシスト・プラス」の内容を拡充
3月から欧州仕様車の全モデルで、オプションの「ドライビング・アシスト・プラス」の内容を拡充し、「ステアリング&レーン・ガイダンス・アシスト」が含まれるようになる。最高180km/hまでの速度域で、システムがステアリング操作に介入し、ドライバーが車両を車線の中央に維持できるように支援する。

また、210km/hまでの速度域で、アクティブ・クルーズ・コントロールが使用できる。ドライビング・アシスト・プラスには、「アクティブ・ナビゲーション」機能も含まれている。この機能では、複数の車線を持つ道路でも、ナビゲーションシステムで算出されたルートに沿って、走行するようドライバーを支援する。

ドライビング・アシスト・プラスの機能には、欧州の一部の国で市場投入されている「レスキュー・レーン・アシスタント(緊急車両用車線アシスタント)」や、「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション機能付きレーン・キーピング・アシスタント」も含まれている。衝突に対するアクティブなプロテクション機能として、「優先違反警告機能」や「進入違反警告機能」のほか、「クロス・トラフィック・ウォーニング」機能も採用する。

作動中のシステムとその機能は、メーターパネルの「アシステッドビュー」で確認できる。コックピットディスプレイの中央エリアには、車両とその周囲の状況が立体的に表示される。カメラとセンサーが検知した現在走行中の車線をはじめ、隣の車線の乗用車、トラック、二輪車が表示される、としている。