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アウディ TT、新色のマットカラーが選択可能に…欧州仕様

  • 《photo by Audi》
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アウディは1月18日、欧州向けの『TT』(Audi TT)シリーズに、新しいマットカラーをオプション設定すると発表した。

◆高性能な「TT RS」ではパイソンイエローが選択可能
欧州向けのTTに用意される新しいマット仕上げのカラーオプションには、例えば高性能モデルの「TT RS」の場合、デイトナグレー、フロレットシルバー、パイソンイエローが選択できる。TTのベースグレードにも、新しいマットカラーのオプションを拡大設定する。

アウディは、特定のモデルに対して、最大12の異なるボディカラーの選択肢をラインナップする。「RS」モデルでは、特別な色も選べる。マット仕上げは、ハンガリー・ジェール工場製のすべてのTTシリーズで選択できるようになった。

ドイツ本国では、マット仕上げに対する需要が急増している。マット仕上げは、スポーティモデルでとくに人気のある塗装仕上げだ。たとえば、RSモデルでは、人目を引くボディカラーでオーダーされることも多いという。

◆400psの5気筒ターボを搭載するTT RS
TT RSグレードのパワートレインには、直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボの「TFSI」エンジンを搭載する。最大出力は400ps、最大トルクは48.9kgmを獲得する。最大トルクは1950~5850rpmの幅広い領域で引き出される。

駆動方式はフルタイム4WDのクワトロ、トランスミッションは7速「Sトロニック」だ。動力性能は、0~100km/h加速が3.7秒。オプションでリミッターが解除でき、最高速は280km/hに到達する。

最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載した。「レーンチェンジアシスト」、「アウディサイドアシスト」、「レーン逸脱警告」、「アウディアクティブレーンアシスト」、「交通標識認識」、「パークアシスト」、「マトリクスLEDヘッドライト」などが用意される。このうち、アウディサイドアシストは、後方から急速に接近する車両や死角を走行する車両があると、ドアミラーに内蔵されたLEDライトが点灯。ドライバーがウインカーを作動させている場合は、点滅で警告を行い、車線変更時の安全確認を支援する。

また、アウディアクティブレーンアシストは、路上の白線を車載カメラが検知する。ドライバーがウインカーを作動させずに車線をはみ出しそうになると、警告を発するとともに、ステアリングを修正して車線内に戻してくれる。さらに、マトリクスLEDヘッドライトは、カメラで最大8台の前走車や対向車を検知。対向車や前方を走る車両に直接光を照射しないように自動でコントロールしながら、それ以外の車間エリアや周辺は明るく照らし出す。ロービームとハイビームの切り替えは不要となり、快適で安全な夜間走行を支援する。

◆12.3インチの「アウディバーチャルコクピット」
デジタルコクピットの「アウディバーチャルコクピット」の最新版では、ドライバー正面の12.3インチの大型ディスプレイに各種情報をデジタル表示する。2種類のモードが選択でき、クラシック表示では、スピードメーターとタコメーターが中心。インフォテインメントモードでは、ナビゲーションマップなどのコンテンツを表示する。オプションのスポーツディスプレイでは、エンジン出力やトルク、Gなどの情報を表示する。

センターコンソールの「MMI」(マルチ・メディア・インターフェイス)は、操作キーを6個にシンプル化した。「MMIナビゲーション」と「MMIタッチ」では、手書き入力に対応したタッチパッドが組み込まれる。音声認識によるコントロールシステムも採用。「アウディコネクト」は、高速LTE通信により、さまざまなオンラインサービスを提供する。スマートフォンインターフェイスは、スマートフォンを接続し、USBを介して、アウディバーチャルコクピットにコンテンツをシームレスにストリーミングすることができる。

「アウディドライブセレクト」は標準装備だ。ドライバーは、マルチファンクションステアリングホイールを使用して、すべてのインフォテインメントやボイスコントロール機能を操作できる。スマートフォンなどのモバイル機器を、照明付きUSBポートやBluetooth経由で車両に接続することもできる、としている。