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ロータリーエンジン搭載のマツダ3でパイクスピーク初参戦! マッド・マイクの挑戦がスタート…東京オートサロン2022

  • 《写真提供 TOYO TIRE》
  • 《写真撮影 土屋勇人》
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  • 《写真提供 TOYO TIRE》
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東京オートサロン2022のトーヨータイヤブースにて1月14日、トーヨータイヤが第100回パイクスピーク国際ヒルクライムにてタイトルスポンサーを務めることを発表。同時に、同社のブランド・アンバサダーであるマッド・マイク選手とともにパイクスピークへの参戦を表明した。

◆マツダx レッドブル x トーヨータイヤ x TCPマジックの特別プロジェクト
今回のパイクスピーク参戦は、トーヨータイヤを含めた4社協力によるプロジェクトだ。ドライバーを務めるのは世界的なドリフトドライバーであるマッド・マイク選手で、パイクスピークへの挑戦は初めてとなる。

2018年フォーミュラドリフトジャパン(FDJ)のチャンピオン、そしてレッドブル ニュージーランド プロドリフトレーサーであるマイク選手は、優れたマシンコントロール技術に定評があるドライバーだ。

加えて、マツダ3をレーシングカーに仕上げるのが、兵庫県にあるTCPマジック。同社はロータリーエンジンのチューニングを得意としており、マイク選手のFDJ参戦・チャンピオン獲得車両(HUMBUL)を製作も手掛けている。2021年シーズンは4ローターターボエンジン搭載のシルビアでリバティーウォークとともにFDJに参戦し、年間ランキング3位を獲得した。そしてトーヨータイヤが全面的にサポートを行い、プロクセスのスリックタイヤを装着してマツダ3の走りを足元から支えるのだ。

◆1,400馬力の4ローターエンジン搭載、FR駆動の怪物ドリフトマシン “BULLET”
それでは『BULLET』の細かい仕様についても注目してみよう。目玉となるのはやはりロータリーエンジン。マイク選手の代名詞ともなっている4ローターエンジンはツインターボ仕様で約1,400馬力を発生。ギャレット製のタービンとハルテック製のフルコンピューターで制御を行い、ホリンジャー製の6速シーケンシャルミッションを組合せる。

足元はサスペンションにKW製の3wayを装着、ホイールはレイズ製のボルクレーシング 21Cをマッチング。フロント:ガンメタリック&リア:グロスブラックとを色を使い分けることで表情に変化をつける。

個々のパーツを見ると過激なスペックだが、仕上がりはクリーンにまとまっている。マイク選手ならではのパーツチョイスとTCPマジックのマシンメイクが光る仕上がりだ。

◆“BULLET”の製作がTCPマジックで2021年12月にスタート!
そんな情報をキャッチしたレスポンス編集部は、2021年の12月某日TCPマジックへと乗り込んだ。そこにはフルストリップ状態のマツダ3 ファストバックがリフトアップされており、まさにマシンの製作がスタートしたばかりのタイミング。ここからパイクスピーク参戦に向けて4ローターエンジン搭載をはじめとした様々な作業が予定されている。

マツダ3用のレーシングパーツは基本的には販売されていないので、マツダ3への組み込みはワンオフでTCPマジックが制作してマシンに合わせこんでいくとのこと。今後は春頃を目安に岡山国際サーキットでシェイクダウンを行い、セッティングを行った後にそのまま空輸して本戦へ参戦する予定だ。

通常パイクスピークのレースでは約2週間前にテスト走行のセッションが設定されるが、マシン製作をギリギリまで行うために、現時点では公式練習からの参加となる想定で作業が進んでいる。そしてレスポンス編集部では、このマッド・マイク選手のパイクスピーク・ヒルクライムへの挑戦を密着取材していく。今後の展開から目が離せない。