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【ダイハツ ハイゼットカーゴ&アトレー 新型】商用車初のDNGA採用

  • 《写真提供 ダイハツ工業》
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ダイハツは、軽商用車『ハイゼットカーゴ』、『アトレー』およびそれらをベースとした特装車、福祉車両を17年ぶりにフルモデルチェンジ。『ハイゼットトラック』、同モデルをベースとした特装車をマイナーチェンジし、12月20日より販売を開始した。

価格はハイゼットカーゴが104万5000円から160万6000円、ハイゼットトラックが90万2000円から145万2000円、アトレーが156万2000円から182万6000円。

ハイゼットシリーズは、1960年にダイハツ初の軽四輪車として誕生以来、時代変化に合わせ進化し続けてきたロングセラーカー。農業をはじめ、建設業、配送業等、幅広い業種で“働く相棒"として愛用され、累計生産台数は750万台以上になる。

今回のフルモデルチェンジでは、労働力不足や新たな使用用途への対応等、軽商用車を取り巻く環境変化に対応すべく、ハイゼットカーゴとアトレーには、商用車に初めて小型車向け次世代プラットフォーム「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を展開。基本性能と安全性能を進化させた。

◆商用車初のDNGA採用で基本性能と安全性能を進化
ハイゼットトラックも含めた3モデルには、新開発のFR用CVTを軽商用車として初採用。ハイゼットカーゴは15.6km/リットル(WLTCモード)、ハイゼットトラックは16.5km/リットル(同)の低燃費を実現し、2022年度から小型貨物車に新しく適用される商用CAFE規制の基準値に対応した。また、変速比幅を拡大し、発進時はローギヤ化したことにより力強い発進性能を実現、無段階変速によりスムーズな加速で登坂時も快適。無段変速による静粛性の向上により、運転中のストレスも軽減する。

CVT車には、クラス初となる電子制御式4WDを採用する。スイッチ操作で「2WD」「4WDオート」「4WDロック」の3モードが選択でき、4WDオートモードでは路面に合わせて最適な前後駆動力を配分。悪路や雪道など滑りすい路面を走行時の安定性を確保するとともに、乾燥した路面でのタイトコーナーブレーキング現象を抑制する。さらにハイゼットトラックには、従来MT車のみだったスーパーデフロックを軽キャブトラックで初めてCVT車にも設定。ぬかるみ等での悪路走行をサポートする。

ハイゼットカーゴとアトレーはDNGAの採用により、アッパー及びリヤアンダーボディ骨格の構造を最適化。ボディ剛性を高めたことで、車体を拡大しながら、軽量化と操縦安定性向上を実現するとともに、静粛性にも寄与している。また、サスペンションジオメトリを最適な構造に見直し、高剛性ボディと組み合わせることで、重い荷物を積載した状態でも優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現する。

◆予防安全機能「スマートアシスト」に加え、デジタルミラーをクラス初採用
最新の予防安全機能「スマートアシスト」を採用。軽乗用車や小型乗用車で採用している最新のステレオカメラを3車種ともに搭載する。衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度を向上させ、従来の車両・歩行者に加え、二輪車・自転車も追加し、夜間の歩行者検知も可能。ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)をMT車にも搭載する。さらに車線逸脱抑制制御機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)を追加。ハイゼットトラックには従来一部機能を専用仕様としていたが、DNGA化に伴い最新の電子プラットフォームを搭載し、ハイゼットカーゴ同様の機能を展開する。

さらに、リヤに設置したカメラの映像を映し出すデジタルミラーをクラス初採用。鏡面モードとデジタルモードの切り替えができ、荷物満載時や夜間の視界不良時も後方視界を確保する。またカメラの画角は最適な位置に設定可能で、位置記憶機能も搭載。後退時にはバックカメラの映像を表示する。

このほか、ダイハツコネクトを軽商用車に初展開するとともに、9インチと6.8インチのディスプレイオーディオを初めて設定。ダイハツコネクト、Android Auto、Apple CarPlayへの接続により、スマートフォンと連携してアプリを利用できる。