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トヨタ カローラ セダン新型、最新コネクトと先進運転支援を搭載…2019年春米国発売へ

◆4.2インチのTFTマルチインフォメーションディスプレイを標準装備

トヨタ自動車の米国部門は11月15日、新型『カローラ・セダン』(Toyota Corolla Sedan)の米国仕様車を発表した。米国市場では2020年モデルとして、2019年春に販売を開始する。

米国仕様の新型カローラ・セダンの特徴のひとつが、最新のコネクティビティの搭載だ。4.2インチのTFTマルチインフォメーションディスプレイを標準装備する。オプションで7インチのマルチインフォメーションディスプレイが選択できる。より大きなディスプレイとなっており、アナログとデジタル表示が切り替えられる。

豊富なグラフィックスを採用したマルチインフォメーションディスプレイは、ドライバーの好みでカスタム設定が可能だ。オーディオやマルチメディアシステム、ナビゲーションシステム、燃費やタイヤ空気圧などの車両情報、「DRCC」(ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール)などの情報を表示する。

◆CarPlayやアレクサと連携

新型カローラ・セダンには、「Entune 3.0 Audio」を標準装備する。このオーディオには、8インチのタッチスクリーンディスプレイが用意される。

Appleの「CarPlay」やアマゾンのAI音声認識アシスト、「アレクサ」(Alexa)と連携する。セーフティコネクトやWi-Fi接続、テレナブ社が開発したナビゲーションシステムの「スカウトGPSリンク」にも対応する。

AppleのiPhoneとCarPlayに対応した車両をBluetooth接続し、マイクに話しかけてハンズフリーでiPhoneを操作する「Siri eyes free」、iPod接続とコントロール機能を備えたUSB 2.0ポートなどが採用される。「Entune 3.0 App Suite」では、最新の天気や交通情報などが取得できる。

中級グレードには、8インチのタッチスクリーンと2つのUSBポートを備えた「Entune 3.0 Audio」を装備する。上級グレードでは「Entune 3.0 Audio Plus」となり、HDラジオが視聴できる。

◆トヨタセーフティセンス2.0を全車に標準装備、先進運転支援システムをてんこ盛り

新型カローラセダンの米国仕様車には、先進運転支援システム(ADAS)として、「トヨタセーフティセンス2.0」を全車に標準装備する。

「PCS」(プリ・コリジョン・システム)は、ミリ波レーダーセンサーとカメラセンサーを使用して、前方の車両や歩行者、自転車などを高精度に検出する。PCSが衝突の可能性が高いと判断した場合や、衝突が避けられないと判断した場合、システムが自動的にブレーキを作動させて衝突を回避するか、衝撃を緩和するように設計されている。

DRCC(ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール)は、ミリ波レーダーセンサーとカメラセンサーによって、高速道路で先行車と一定の車間距離を維持しながら追従走行できるもの。全速度域DRCCでは、ストップ&ゴーを含めた低速追従が可能だ。

ステアアシスト付きLDA(車線逸脱警報)は、マルチインフォメーションディスプレイを通じて、ドライバーに車線の逸脱を警告する。LTA(レーン・トレース・アシスト)は、CVT搭載モデルで利用でき、LDAとDRCCの両方が作動している時に有効になる。LTAは、ドライバーが常に車線の中央を走行できるように、ステアリングをアシストする。

AHB(オートマチック・ハイ・ビーム)は車載カメラを使用して、対向車のヘッドライトや先行車のテールランプを検出し、必要に応じて自動的にハイビームとロービームを切り替える。RSA(ロード・サイン・アシスト)は、制限速度、一時停止、進入禁止などの道路標識を読み取り、ダッシュボードのマルチインフォメーションディスプレイに表示して、ドライバーの安全運転を支援する。ブラインドスポットモニターは、ドライバーの死角になる車両を検出すると、ドアミラー上のインジケーターを点滅させて、ドライバーに警告する。