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日産 GT-R T-spec、北米市場にも導入へ 今冬から

  • 《photo by Nissan》
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日産自動車(Nissan)の米国部門は9月14日、『GT-R』の「T-spec」を今冬、北米市場に少量限定導入すると発表した。

◆内外装が特別仕立ての「T-spec」

T-specは、米国のGT-Rのラインナップでは、「プレミアム」グレードの上に位置づけられる。また、T-specは、従来の「トラックエディション」に対して、ワイドなフロントフェンダー、ゴールド塗装のレイズ製鍛造アルミホイール、カーボンファイバー製リアスポイラーを追加している。

T-specには、ボディ同色ドアミラー、ブラック仕上げのフードダクト、T-specのエンブレムが装備された。ブレーキは、『GT-R NISMO』用のブレーキエアガイド付きカーボンセラミックにアップグレードされている。

T-specのインテリアには、特別な「Mori Green」内装色、パールスエードアクセントのプレミアムセミアニリンレザーシート、キルティング加工のアルカンターラヘッドライナー、T-specエンブレムを採用する。

◆歴代モデルにインスパイアされた2色の専用ボディカラー

T-specには専用ボディカラーとして、「ミレニアムジェイド」と「ミッドナイトパープル」の2色が設定される。ミレニアムジェイドは、最も希少な『スカイラインGT-R』のひとつ、R34型の『V-スペックIIニュル』に用意されていたボディカラーだ。

V-スペックIIニュルは、ドイツのニュルブルクリンクサーキットにインスパイアされた名称で、718台のV-スペックIIニュルが生産された。そのうちの156台が、ミレニアムジェイドカラーをまとった。このボディカラーが米国市場でGT-Rに設定されるのは、T-specが初めてという。

ミッドナイトパープルは、132台が限定生産されたR34型『Vスペック』のミッドナイトパープルIIIと、2014年のGT-R(R35型)に全世界100台(このうち米国向けは50台)を限定生産したミッドナイトオパールを現代的に解釈したものになるという。

◆3.8リットルV6ツインターボは最大出力565hp

T-specには、3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを引き続き搭載する。新しいターボチャージャーを採用し、低回転域におけるレスポンスの向上や5%の効率向上を実現したユニットだ。日産独自の独立リアトランスアクスル、「ATTESA E-TS」AWDを組み合わせたプレミアムミッドシッププラットフォームをベースにしている。

レーシングテクノロジーを注入したエキゾーストマニホールドも装備した。ターボフランジの取り付け位置が最適化され、エキゾーストマニホールドのメンテナンスや調整が容易になったという。チタン製マフラーも装着された。

3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、米国仕様の場合、最大出力565hp、最大トルク646kgm/3300~5800rpmを発生する。最大トルクは3300~5800rpmの領域で引き出される。トランスミッションは、パドルシフト付きの6速デュアルクラッチを組み合わせた。

電子制御サスペンションは、コーナリングでの安定性の向上と、より滑らかな乗り心地を追求する。ステアリング系統の改良により、正確性が引き上げられており、最高速300km/hの領域での直進安定性も追求しているという。新しいブレーキブースターも搭載されており、より少ないペダルストロークで、初期のブレーキ応答性を高めている。

なお、T-specは、以前に発表されたGT-R NISMOのスペシャルエディションとともに今冬、北米市場に少量限定で導入される予定、としている。