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ホンダ NSXタイプS、専用設計のピレリ「P Zero」を採用

  • 《写真提供 ピレリ》
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ピレリは、2代目ホンダ『NSX』の最終モデルとなる限定車「NSXタイプS」の純正装着タイヤとして、専用設計の「P Zero」が採用されたと発表した。

専用設計のP Zeroは、2011年よりオフィシャルサプライヤーとしてタイヤを供給しているF1で培った技術を採用する。最先端のバーチャルモデリングプロセスによるシミュレーションを使ったタイヤの開発手法を通して、さまざまな使用条件におけるタイヤへの影響を解析。その結果、フロント用タイヤには245/35ZR19、リア用には305/30ZR20のP ZeroをNSX タイプS専用に開発した。

非対称トレッドパターンは、ウェットおよびドライ両路面で正確な操舵性と高いグリップ性能を発揮し、優れたハンドリング性能を提供する。また、リア用タイヤに非対称のモールドプロファイル設計を採用し、優れたリアのスタビリティーを実現。最適なプロファイルやトレッドパターンの設計に加え、高剛性のタイヤ構造設計により、限界性能レベルとサーキット走行の性能を高めた。

コンパウンド設計には、モータースポーツで培った配合技術を採用した。ウェットおよびドライ路面にて高いグリップ性能を発揮させるため、ウルトラ・ハイパフォーマンスのトレッド・コンパウンドを開発。優れたハンドリング性能とブレーキ性能を達成した。

NSX タイプS専用P Zeroタイヤのサイドウォールには、スーパーカー向けに優れた性能を実現するために、ピレリとホンダが協業で特別開発したタイヤであることを示す「H0」マークが刻印されている。