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【スバル レガシィ アウトバック 新型】アイサイトX標準装備でさらに快適に そしてよりラグジュアリーな存在へ

  • 《写真撮影 土屋勇斗》
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スバルから6代目となる新型『レガシィ アウトバック』(以下アウトバック)が先行予約を開始した。新型アウトバックは2019年に北米で発表されており、日本のアウトバックファンにとってはまさに待望の7年振りのフルモデルチェンジとなる。

今回の新型アウトバックの情報は既に各メディアでも報じられている通り、上級ラグジュアリー仕様の「Limited EX」とアクティブ仕様の「X-BREAK EX」という2グレード構成からなる。

◆トルクフルはエンジンスペックに、さらに拡大したゆとりのボディサイズ

エンジンスペックは共に新型LEVORGと同じく1.8L DOHC 直噴ターボ DIT(177PS/300Nm)を搭載。先代よりも最高出力は若干上回る程度だが、トルクは大幅に向上されており、軽快で力強い走りを想起させる。

シャシーは近年高い評価を集める「スバルグローバルプラットフォーム」×「フルインナー構造」を採用しており、そのボディサイズは全長4,870mm×全幅1,875mm×全高1,675mm(X-BREAK EXは全高1,670mm)と、見た目では若干大きくなったかくらいの印象だが、数値上は先代よりもかなりパンプアップしている。

その要因として今回から標準装備となる「クロスバービルトインタイプ ルーフレール」が挙げられる。全高を気にするという人もいると思うが、スタイリッシュさ、そしてクロカンに必要な強靭さを演出し、全体のボリューム感だけではなく、デザインをより際立たせるアクセントとなっている。

ホイールベースは先代と同じく2,745mmを踏襲するが、乗り込んだ印象としては、かなりの広さを感じさせる。全席においてゆったりとスペースがとられており、さらにはラゲッジルームに至っても先代からのスペースを犠牲にしていない。積み方次第ではゴルフバッグが4本収まるほどの相変わらずの広さを誇る。

◆アイサイトXが標準搭載 充実の快適装備

特筆すべき点は最新の「アイサイトX」が搭載されたことだ。アイサイトXは前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現したほか、GPSや準天頂衛星「みちびき」を活用した位置情報も組み合わせることで、ステレオカメラやレーダーでは検知しきれない行く先々の道路情報までを認識する機能。この最新の運転支援システムが新型アウトバックに標準装備されているのも注目だ。

そのほか機能面では、大型縦長画面の「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム」を搭載し、視認性、操作性が格段に向上している。

また運転に必要な情報をグラフィカルに表示する「12.3インチフル液晶モニター」も先進性を演出しているほか、「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」も標準装備となるなど、快適装備の充実度は高い。まさにスバルのフラッグシップに相応しい存在感を放っている。

新型アウトバックは10月7日発表予定。ボディカラーは全9色。価格はLimited EXが4,700,000円(税込)前後、X-BREAK EXが4,100,000円(税込)前後とされている。