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ホンダ NSX が2022年12月で終了へ、最後のモデル「タイプS」は日本で30台のみ販売

  • 《写真提供 ホンダ》
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  • 《photo by Acura》
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ホンダのハイブリッドスーパースポーツ、2代目『NSX』が2022年12月をもってその幕を閉じる。そして、2代目最後のモデルとなる『NSX Type S(タイプS)』がこの8月に発表されることが明らかになった。ホンダはこのタイプSについての先行情報と、数点の画像を公開した。

2代目NSXは、2005年に終了した初代から11年を経て登場。ホンダが誇るスーパースポーツの血統を受け継ぐモデルとしてファンの注目を集めた。「人間中心のスーパースポーツ」という初代が提案したコンセプトを継承。ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を採用し、高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現した。

2代目NSX最後のモデルとして投入されるタイプSは、「今までのNSXを超えることを目指し、パフォーマンスとデザインを追求した」としている。詳細なスペックは8月の発表を待つことになるが、「2代目NSXにおけるチャレンジの集大成」として、さらなるパフォーマンス性能向上、精悍さや美しさを感じられる佇まいを追求、走行性能だけでなく「所有する喜び」を感じることができるものだという。

先行公開された画像は計6点。「Type-S」のロゴが見えるNSXが白煙を上げるワイルドな走行シーンのほか、暗闇にリアのLEDが浮かび上がるイメージカット、サイドのシルエットが確認できるものなどがある。

タイプSには、限定カラーとして新色のマットカラーを用意する。販売台数は全世界で限定350台のみ。そのうち日本国内では30台を販売する計画だ。

ホンダはクルマの電動化や自動運転技術などの研究開発と同時に、生産体制の再編やラインアップの統廃合を進めている。NSXで培った技術、人材については「今後のクルマづくり、モノづくりに生かすことで、 来たる電動化や新たな価値を持ったモビリティの中でも、お客さまに引き続き『走る喜び』『操る喜び』を提供していくべく、チャレンジしていきます」と説明している。