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「右ハンドルのコルベット」ついに日本上陸!富士で初走行を披露[詳細画像]

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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2020年1月に「東京オートサロン」でアジア初公開となったアメリカンスーパーカーの代名詞、新型シボレー『コルベット』。史上初の右ハンドル仕様が登場すると話題になったが、発表から1年半近くを経て、ついに日本上陸を果たした。5月29日、富士スピードウェイで初めてその走りを披露した。

◆世界に先駆け導入された「右ハンドルのコルベット」

8世代目となる新型コルベットは、2020年8月に日本での価格や導入計画を発表。同時に300台の販売枠を設けたがすぐに完売。GMジャパンとしても予想以上の反響だったという。世界的にも新型コルベットの人気は高く、生産が追いつかない状況の中でも、史上初の「右ハンドルのコルベット」を世界に先駆け導入することに成功した。

今回、日本プレミアとなった新型コルベットは、幸運にも成約することができた300人の顧客向けに開催された無観客配信ライブイベント「ALL-NEW CORVETTE PRIVATE PREVIEW」にて公開されたもの。『コルベットクーペ 3LT』が3台、『コルベットクーペ 2LT』が1台、そして『コルベットコンバーチブル』2台の計6台が富士スピードウェイを彩った。

イベントではライブによる車両解説やトークイベントのほか、プロドライバー5名によるデモ走行がおこなわれ、初のミッドシップとなった新型コルベットのV8エンジンサウンドが富士に響いた。デモ走行でステアリングを握りトークイベントに参加した清水和夫氏は新型コルベットを「洗練」と表現。馬に例え「従来のアメリカのカウボーイ的な荒々しさではなく、サラブレッドのよう」と称えた。

すでに新型コルベットで2500kmを走ったと話したGMジャパンの若松格社長は、「(ミッドシップのため)ドライバー中心のレイアウトで走りやすく、ストレスフリー。右ハンドルでもペダルレイアウトが最適化されているため、あらゆる人にぴったりなポジションで快適に走りを楽しめる」と評価した。

◆初のミッドシップ、初のハードトップコンバーチブル

8世代目となる新型コルベットは、コルベット史上初となるミッドシップエンジンレイアウトを採用。さらに電動によるルーフの開閉が可能なハードトップコンバーチブルを初めて導入した(クーペは手動でルーフの着脱が可能)。6.2リットルのV型8気筒エンジンを2シーターの座席の後方に搭載し、最高出力は495hp、最大トルクは637Nmを誇る。

クーペには仕様の異なる「2LT」(1180万円)と「3LT」(1400万円)の2種類を用意、コンバーチブル(1550万円)は1グレードのみの展開。搭載エンジンに違いはなく、すべて右ハンドルとなっている。