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【アウディ RS6アバント 新型】超高速ワゴンの先駆者が遂げた進化[詳細画像]

  • 《写真撮影 中野英幸》
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アウディ究極のハイパフォーマンスモデル「RS」。その中でも『A6』をベースとする『RS6アバント』は、超高速ワゴンの先駆者であり代名詞としてその名を轟かせてきた。新型に搭載される4リットルV8ツインターボエンジンの出力はついに600psまで引き上げられた。

新型RS6アバントの外装は、グロスブラックの3Dハニカム構造のシングルフレームグリルが特徴。フェンダーは大きく張り出していて四輪駆動のクワトロであることを直感的に想起させる。外板はフロントドア、ルーフ、テールゲートなどを除き、RSモデル専用のデザインとなっている。

シートはバルコナレザーのSスポーツシートを、ステアリングは大型アルミニウム製シフトパドルとマルチファンクションボタンが設置されたヒーター機能付き3スポークステアリングホイールを採用。スポーティさとプレミアム性を高めたインテリアとした。

4リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は600ps、最大トルクは800Nm。トランスミッションは8速ティプトロニックを組み合わせ、48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod) を採用し環境性能も高めた。駆動方式はクワトロ。セルフロッキングディファレンシャルを搭載し、リアスポーツディファレンシャルも標準装備とした。

サスペンションも、よりスポーティなチューニングを施した「RSアダプティブエアサスペンション」を標準採用。コイルスプリングとダンピングコントロールサスペンションにダイナミックライドコントロール(DRC)を組み合わせた「RSスポーツサスペンションプラス」がオプション選択可能で、乗り心地を損なうことなくダイナミックなハンドリングを実現している。

そして、状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで、低速走行時には取り回し性能を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4輪操舵システム「オールホイールステアリング」を採用。ハイパフォーマンスモデルながら扱いやすさも追求した。

新型RS6アバントの価格は、1764万円からとなっている。