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「革新的サスペンション」を持つフェラーリ初のSUV、V12エンジン搭載はあるか!?

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フェラーリ初のクロスオーバーSUVとして注目を集める新型車の開発車両を、鮮明にスクープすることに成功した。厳冬のスカンジナビアで捉えたその車両は、マセラティのクロスオーバーSUV『レヴァンテ』を改造したテストミュールを被っていた。

しかし、レヴァンテよりもわずかに長いノーズ、低いマウントのグリル、傾斜したAピラーが見てとれるほか、リアエンドには寝かされたリアウィンドウ、バンパーにはフェラーリらしい突き出したクワッドエキゾーストパイプを装備していることがわかる。

社内コード「プロサングエ」と呼ばれるこの新型車は、市販型ではSUV専用の完全に新しいアーキテクチャ、革新的サスペンションの採用や、最低地上高が可変することなどが発表されている。

スパイショットの一枚を拡大するとかすかにダッシュボードが見えるが、レヴァンテとは何の共通点もないようだ。少くともアナログ時計は上部に見当たらない。インフォテインメントディスプレイは見ることができず、低い位置に取り付けられているか、ポップアップ仕様が予想される。またエアコン吹き出し口は丸いデザインのように見える。

予想されるパワートレインは、『GT4 ルッソ』から継承される3.9リットルV型8気筒ツインターボチャージャーユニットで、最高出力は650psへアップグレードが期待されるほか、ハイブリッドなどの電動モデルも予想される。しかし、もっとも興奮すべきはV型12気筒エンジンの設定だろう。

プロサングエ市販型のワールドプレミアは、早くとも2022年後半となりそうだ。