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日産 パスファインダー 新型、安全性能と快適性向上 今夏より北米投入

  • 《写真提供 日産自動車》
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日産自動車は2月4日、大型SUV『パスファインダー』をフルモデルチェンジし、2022年モデルとして今夏より北米市場で販売を開始すると発表した。

新型パスファインダーは、特徴である高い耐久性に加え、快適性と最先端のコネクテッド技術、そして安全性能の向上を図った。2WDと4WDをラインナップし、「S」「SV」「SL」「プラチナ」の4グレードを展開。さらに「SVプレミアム」、「SLプレミアム」の2種類のパッケージも準備する。

日産は事業構造改革「Nissan NEXT」の推進にあたり、米国市場の製品ラインアップの変革を進めている。新型パスファインダーを含め、これまでの20か月に10の新型モデルを発表。これにより北米市場で高い競争力を有するモデルラインアップを揃えることとなる。

◆力強さとモダンを融合したデザイン

エクステリアは、力強いフロントフェイス、安定感ある佇まい、厚みあるブリスターフェンダーに加え、さらに短くなったフロントオーバーハングなど、力強さと性能を表現するため、細部まで入念にデザイン。初代パスファインダーへのオマージュとして、スリースロットグリルと組み合わされたVモーショングリル、C字型のヘッドライト、流れるようなルーフラインなど、一目で日産とわかるデザインを取り入れている。Cピラーにはパスファインダー初となるツートンカラーを採用するなど、SUVらしさを演出。またリア部分は、初代モデルを彷彿とさせるスクエア形状のデザインとした。

◆ドライブ&テレインモードセレクター装備の新型インテリジェント4WD搭載

パワートレインは、最大出力284ps/最大トルク259lb-ftを発生する3.5リットル直噴V6エンジンと新型9速ATの組み合わせ。滑らかでありながら、力強くダイレクトなレスポンスを実現している。合流時など速度を上げたいシーンでは思い通りに加速し、登り坂でも不用意なエンジン回転数変動を抑えるなど、あらゆるシーンで快適かつ力強いドライブを提供する。

4WDモデルは、ドライブ&テレインモードセレクターを備えた新型インテリジェント4WDを搭載する。ダイレクトカップリング式の4WDシステムは、油圧でクラッチを制御することでパワーを伝達し、トラクションが低いシーンでも4輪の駆動力をしっかりと路面に伝達。モードは「ノーマル」「スポーツ」「エコ」「スノー」「サンド」「マッド/ラット」「トーイング」の7種から選択でき、モード切替時はポップアップ通知でメーターに表示される。

◆ファミリー層のニーズに応える快適性と実用性

インテリアでは、様々な情報を表示する12.3インチのデジタルディスプレイに加え、10.8インチのヘッドアップディスプレイも装備。ドライバーの運転をサポートする。サイドベントとドアフィニッシャーはインターロッキングデザインで頑強さを演出。電動シフター採用によりブリッジ形状のセンターコンソールの下部に収納スペースを設け、実用性を高めている。

標準モデルは乗車定員を8人とする一方、パスファインダーとして初めて2列目にキャプテンシートを採用したグレードを設定。脱着可能なセンターコンソールを工具なしで取り外し可能にすることで、多彩な使い方をサポートする。

◆日産セーフティシールド360を標準装備するとともに、最先端の安全技術も搭載

SV、SL両グレードには、パスファインダー初となる先進運転支援技術「プロパイロット アシスト」を搭載。ステアリング制御とインテリジェントクルーズコントロールを組み合わせ、高速道路にて巡行時から渋滞時まで、アクセル、ブレーキ、ステアリングを統合制御することで運転をサポートする。プラチナグレードには、「プロパイロット アシスト with Navi-link」を装備。ナビゲーションの地図情報を活用して、前方のカーブや分岐合流点に合わせてスムーズに車速を調整するとともに、高速道路の出口での減速等も支援する。

また全グレードに、日産セーフティシールド360を標準装備する。歩行者検知機能を備えたインテリジェント エマージェンシーブレーキ、ブラインドスポットワーニング、リアクロストラフィックワーニング、レーンデパーチャーワーニング、ハイビームアシストなどから構成。さらにインテリジェント前方衝突予測警告、インテリジェントドライバーアラート、リアドアアラートも標準装備するほか、ブラインドスポットインターベンション、インテリジェントレーンインターベンション、トラフィックサインレコグニションもオプションで選択可能。また合計10個のエアバッグも標準装備する。