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MINI ハッチバック と コンバーチブル に改良新型、表情一新…欧州発表

  • 《photo by MINI》
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MINIは1月27日、MINI『ハッチバック』(3ドアと5ドア)、MINI『コンバーチブル』の改良新型を欧州で発表した。

現行MINIハッチバックは3世代目モデルで、2013年秋に欧州で発表された。今回、デビューから7年を経て、大幅改良を受けている。ドライビングの楽しさ、表情豊かなデザイン、個性的なスタイルに磨きをかけることを目指している。

◆大型化されたフロントグリル

エクステリアは、フロントを中心に変更を受けた。新デザインのフロントグリルは、従来よりも下方向に大型化されており、バンパーの下側まで延ばされた。最新のLEDテクノロジーを取り入れたヘッドライトを標準装備する。ナンバープレートホルダーとしても機能する中央のバンパーストリップは、従来のブラックからボディ同色に変更された。

側面では、サイドスカットルとアルミホイールが新デザインだ。このサイドスカットルには、LEDウインカーが組み込まれる。リアは、バンパーが新設計となり、英国の国旗をモチーフにしたユニオンジャックデザインのLEDテールライトを標準装備した。リアのLEDフォグランプは、バンパーに組み込まれている。

改良新型には、マルチトーンルーフが新設定された。このマルチトーンルーフは、サンマリノブルー、パーリーアクア、ジェットブラックなど、色のグラデーションが特長だ。新しい塗装技術の「ウェットオンウェット」塗装プロセスによって、3つのカラーシェードを生み出すことが可能になったという。ボディカラーには、新色が設定された。ピアノブラック仕上げのエクステリアを選択することもできる。

◆コックピットのデザインを変更

インテリアは、コックピットのデザインが変更された。ダッシュボードは、エアアウトレットなどが新デザインだ。マルチファンクションボタンを備えた新設計のスポーツレザーステアリングホイールには、ヒーターが初めてオプション設定された。このスポーツレザーステアリングホイールは、キーパッドの構造が見直され、音声や通話機能、音声制御、先進運転支援システム(ADAS)の操作性が向上しているという。

ドライバー正面の5インチのカラーディスプレイには、多機能インストルメントディスプレイが装備された。センターメーターパネルには、新しいハイグロスピアノブラックサラウンド、8.8インチディスプレイ、最新のグラフィックスディスプレイを標準装備している。

スポーツシートは、新たにライトチェッカーカラーが採用された。ブラックの人工レザーのサイド部分のステッチには、シート表面のファブリックと同じ色が使用される。機能を充実させた新しいアンビエントライトが、オプションで選択できる。

◆「ゴーカート感覚」を引き上げる新アダプティブサスペンション

改良新型には、電動パーキングブレーキを初めて設定する。先進運転支援システムでは、「アクティブ・クルーズ・コントロール」にストップ&ゴー機能を装備した。新しい「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」と悪天候ライトによって、安全性を追求している

オプションのアダプティブサスペンションには、周波数選択ダンピングを採用した。連続的な周波数選択ダンピングを使用することで、スポーティさと乗り心地のバランスを最適化した、と自負する。トラクション側に追加されたバルブが、ダンパー内の圧力ピークを滑らかにする。ダンパーの減衰力は50~100ミリ秒以内に調整される。

走行状況や路面状況に応じて、減衰力を最大50%抑える。これにより、路面のわずかな凹凸を補正する時でも、乗り心地とハンドリングを向上させると同時に、コーナーリング中のダンピングのスポーティな特性を維持するという。MINIならではの「ゴーカート感覚」を引き上げた、としている。